海が好きさんへ。
本人は理由があって吠えているのだから「無駄吠え」とはいえないのはまさにその通り。
けして無駄に吠えているわけじゃないんですよね。
��無駄吠え�≠ﾆいうのは鳴き声を騒音だと感じる人間がつけた名前にしかすぎず、
いつどんなときでも犬はけして無駄には吠えたりしないものだと私は思います。
だから、吠えてほしくないと思うなら、なぜ吠えるのかを理解してあげて、
吠えなくてもいいようにしてあげればいい・・・簡単なことです。
基本的なコマンドをちゃんと聞き分ける子なら大丈夫ですよ。
何を言っているのか受け止めてあげて、きちんとそれに答えてあげてください。

「隣の人が庭でなにかしてるよー。ワタシも行きたーい」
「外の道路で子供が遊んでるよー。ワタシも行きたーい」
きっとこう言っているはず。犬は飼い主に報告と相談をしているんですよね。
ですから、報告を確認する姿を見せてから、相談への答を示してあげてください。
隣の家の人・外の子どもに目をやってから犬の目を見て「うん、わかった」、
次に、行きたいだろうけどダメだよの意味で「おいで」「ここにいなさい」の指示。
犬がまた吠えに行こうとしたらすかさず名を呼んで「ここにいなさい」を再び。
「外の状況はわかった。行かなくていい。キミも私もここにいればいい」、
リーダーがゆったりとそう示してあげることで犬は納得して吠えることをやめます。

犬OKの宿で��無駄吠えの躾けができていること�≠ﾆいうのは、
たとえ吠えてもすぐそれをやめさせるコントロールができることの意味です。
犬の性格を問われているのではなく飼い主の力量が問われているのだと思いますよ。

よく、「うちの犬は吠えてばかりいて困ります」という人がいるけれど、
犬にしてみれば「こんなに吠えてもぜんぜんうちのご主人はわかってくれない」と嘆いているかもしれませんよ。
何? どうしたの? ああ、あれね。いいのよ、なんでもないのよ・・・
そういう仕草を見せてあげることで、犬は「いいの? うん、わかった」となりますよ。