きびだんごさんへ。
利尿剤に反応して排尿があることや面会を喜んでしっぽを振る意思があることなど、
いい兆候が見られますからそう悲観的にならなくてもいいと思います。
急性腎不全は早期治療開始がなによりです。
異変を感じた翌日にすぐ獣医さんに連れていったのは正解でしたね。

薬物中毒が原因であろう急性腎不全に対しては、まず点滴による輸液と利尿剤投与を行うのが基本です。
腎臓が機能を失わせないためには水分を摂らせて排尿をうながすのです。
今はその段階ですね。
獣医さんが「点滴以外の治療法はない」と言ったのは「現時点では点滴が最良の治療法です」の意味です。
尿量が減ってくるまたはまったく尿が出ないということでないかぎり、
腎臓は回復のきざしを見せていると思ってがんばってください。
腎機能を正常に戻すには、1〜2週間、長くて3週間程度はかかると思っていていいでしょう。
人工透析はそれがうまくいかず慢性腎不全になってしまったときのものと考えてください。
吐き気止めは、嘔吐は体力を消耗させますし発熱の原因になりますし、
なによりも犬自身が苦痛を感じることなので投与されているのだと思います。

血液検査の数値だけを見ると「今生きているのが不思議なくらい」ということは犬にはよくあります。
うちの犬たちも過去に何度も「今生きているのが不思議」という数値から回復しました。
血液検査の数値はあくまでも、原因の推測と現状の把握のためのものです。
数値にいい変化が出るにはもう少し時間が必要かもしれません。
血液検査の結果に一喜一憂することはないですよ。

サブタロウくんは若いし、体重から想像すると体格がよく基礎体力はあると思います。
もう少し治療は続くでしょうが、サブタロウくんのために獣医さんと二人三脚でがんばってくださいね。