イヌ掲示板過去発言No.1100-200409-36
投稿日 2004年9月11日(土)02時12分 投稿者 パールちゃん
静香さん、くわしく教えてくれてありがとう♪
わんこがおばあちゃんに飛びつく原因は3つ考えられると思います。
1.おばあちゃんはゆっくりとヨチヨチした感じで歩くから、
ボクを遊びに誘っているように見える。
だから、「わーい、遊ぼう〜」と飛びつく。
2.おばあちゃん以外の人はボクにちょっと厳しいけれど、
おばあちゃんはボクに厳しいことは言わない。
だから、「おばあちゃん、甘えさせて〜」と飛びつく。
3.おばあちゃんに飛びついてもおばあちゃんはボクを拒絶しない。
飛びつくたびにやさしい小さな声でなんか言ってくれる。
そういうのってうれしいな、また飛びついちゃおうっと。
マルチーズくんはおばあちゃんが大好きなんですよ。
ときどきおばあちゃんにキツイことを言ってしまう家族を真似しているわけでもなく、
おばあちゃんはボクより下位でしょ?とおばあちゃんをナメているわけでもなく、
純粋にマルチーズくんは「おばあちゃん、好きだよー」と飛びついているのだと思います。
でも、足腰が弱ってきているおばあちゃんに飛びつくのは困りますね。
急に飛びついたりしたらおばあちゃんは転んでしまいますもんね。
おばあちゃんの協力がいりますが、飛びつかないようにする練習はできますか?
飛びついちゃいけないんだと教える練習です。
おばあちゃんに立ってもらって犬が飛びつくような場面をわざと作ります。
おばあちゃんはちゃんとどこかにしっかりつかまってもらってくださいね。
できれば犬の名は呼ばずに手招きなどで(名前を呼ばないと来ないなら呼んでもいいですが)、
おばあちゃんのところに犬が行くようにしてください。
「なーに? なーに?」という感じで犬がおばあちゃんのところに行くように仕向けます。
犬がおばあちゃんに前足をかけたり飛びつきそうになる寸前に「ダメっ」と短くするどく制止してください。
これはおばあちゃん自身も近くにいる家族も同時に「ダメっ」と声を出すといいです。
言葉は「ダメっ」でも「めっ」でも「ノー!」でもなんでもいいですが、
おばあちゃんが発しやすい言葉にして家族みんなが同じ言葉を使ってください。
大きな声で怒鳴るのではなく、小さな低い声でビシッとキメるほうが効果があります。
その言葉を聞いたら動きを止めなきゃいけないということを犬にわからせるのです。
飛びつくことはいけない、飛びつくことは喜ばれない、それを犬に理解させるのです。
飛びつくことは歓迎されないとわかれば犬はそれをしなくなります。
繰り返して練習する必要がありますが、ご家族で協力しあってできますか?
飛びつかずにおとなしく近くにいるときは、
「そう、それでいいんだよ」とやさしくしてあげてくださいね。
してはいけないことを教えるときにはしてもいいことを同時に教えるほうが犬は理解を深めます。
食事の順番とか上位下位の関係付けとかは気にしなくていいですよ。
要は[していいこと]と[してはいけないこと]の両方を、生活のなかで上手に教えてあげればいいんです。
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