リーママさんへ。
ん〜、、、叱り方、間違っています。

最大の間違いは、リーママさんに代わってお姉さんが叱ったこと。
「なんでこの人は怒ってるの?」と思ったことでしょう。
だってお姉さんを噛んだわけじゃないんですから。
何をしたのがいけなかったのか、きっとわからなかったと思います。
だから、反省もしていません。
リーママさんをチラチラ見て、指を舐めに来たのは、「ごめんなさい」じゃなくて「どうしたの?」です。

もうひとつ、叱り方の順番が間違っています。
おなかを出させ、上になり、そのあと「ノー」、
この順だと、いきなり服従させられ、動きを封じられるので、
犬は恐怖と不安からパニックを起こし、逃げようとします。
逃げるために噛みます。
まず最初に「そんなことしちゃダメ」を言い渡さないと、
何をしたから叱られるのか犬は理解しにくく、
理解できないからその場を逃げたくて人を噛むのです。

だから、まず最初に「ノー」、その声で犬がひるんだら、もう一度「ノー」。
おなかを出させるまえにくわえていったものを取り上げ、
それを犬の目の前に指し示しながらさらに「ノー」と言いつつ、おなかを出させる、、、
この順でないと理解と反省が進みません。
(ノー)「おい」
(ノー)「ちょっと待て」
(原因を指し示す)「これはダメだろ?」
(ノー)「わかるか?」
(おなかゴロン)「よし、わかったな」
という流れです。