イヌ掲示板過去発言No.1100-200411-30
reあいさん |
投稿日 2004年11月10日(水)22時29分 投稿者 はたの
ヒトとイヌとで有毒性に差があるらしいもの(チョコとかタマネギとか)や、塩分量などを別にすれば、ヒトの食べ物をイヌに与えるのが必ずしもイケナイというわけではありません。 お悩みのようなケース、また始終食卓でねだり続けるといった困ったことが生じる場合もありますが、扱い次第で解消できます。他方、病気で食欲がないときに薬を混ぜて食べてもらえる品があるのは助かりますし、切らしてしまったり災害避難時などドッグフードがない場合にもある程度いろいろなものを食べてくれるほうがよいのです。 まずご自分を責めるのはやめましょう。変な罪悪感があると問題への対処がかえって困難になります。 単純には、やはり絶食ということになります。 確認ですが、本当に「丸三日」食べませんか? 途中でヒトが根負けしているということはありませんか? イヌにも個性があり、食が細い性格のものもあります。2 3日の絶食できかないのなら、運動の増加を組み合わせて。「帰ってきたら水を飲み、どたりと横になって眠りはじめる」ぐらいの強度で。 その間、フードは出しっぱなしにせず、一定の時間に提示して食べなかったら下げてしまいます。水はいつでも飲めるように。 これが基本線です。 オプションとしては駆け引きがあります。食べるものに少しフードを混入して、次第の割合を増やしていく、というのはよく使われる手ですね。これが効きそうにないのなら、逆に、フード単品で押し切ることになります。 フードを一口食べたら誉め、好物を一口、という訓練も考えられます。段々に、フードを食べるごとに誉めはするが、3口・・・5口・・・に好物一口、さらには誉める回数も減らして・・・というようにしていくわけです。 ややイヌに迎合する方策ですが、フードをヒトの食卓から少しずつ手で与える、なんて工夫もあります。 また、かかりつけとご相談のうえ、塩酸シプロヘプタジンのような食欲増進作用を持つ薬を与えるという方法もあります。それだけで奏功させるのを期待するのはチョット、ですので、他の方策の補助として、ですが。 あまり暗くならず、知恵比べのつもりで楽しんでみてください。 |
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