獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200502-117

Re:来客者に吠えるのをやめさせたい
投稿日 2005年2月19日(土)16時57分 投稿者 パールちゃん

ゆめままさんへ。
3歳からでも大丈夫ですよ。いくつになっても犬は新しいことを覚えます。
犬は警戒心から吠えるわけですから、警戒心を解いていけばいいわけです。
そのためには、来客に事情を話し、腰をおろしてリラックスしてもらう、大きな動作をしないでもらう、犬の名前を呼んだりおやつを差し出したりして危害を加えるつもりはないことを態度で表してもらう。これを繰り返せすことで犬は自分の警戒心をコントロールできるようになり、吠えるべきかそうでないか、吠えてもいつそれをやめるかを考えるようになります。
これは『慣れ』の要素がすごく大きいので、友人に協力してもらうなどして来客の機会を増やすといいと思います。
肝心なのは飼い主の態度です。「こらっ、静かに」「吠えるのはやめなさいっ」と騒げば騒ぐほどそれは「よし、いいぞ、もっと吠えろ、その調子だ、もっと吠えろ」の意味になってしまいますから、吠えているときは飼い主は介入しないほうがいいです。
犬--飼い主--客という並びだと犬は親分のうしろに隠れて吠えるという図になり、強気になってますます吠えます。
また、飼い主--犬--客という並びだと犬は飼い主を守ろうという図になりますからますます犬をやる気にさせてしまいます。
飼い主は「この人は悪い人じゃないのよ」を示すために、犬--客--飼い主という並びになってください。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。