何科を専攻されていらっしゃるのか判りませんが、基礎の教育は受けていらっしゃるのですからそれが適応か否かの判断は全くつかないと言う事は無いと思いますし、症状の判断については実際に診ていないこちらとしては出来ないと言う事もお分かりいただけると思います。どの部分をどのように骨折しているのか、脱臼しているのかによって処置は様々ある事ですから一番判っていらっしゃるのはやはりそこに居た飼い主さんと先生だと思うのですね。私事ですが父が最近ちょっと入院をしておりました時、私は納得いくまで先生とお話しました。逆にこちらは獣医ですし、先方は人間のお医者様ですが、基本的なことは同じ動物ですから理解は出来ると思います。たまたま父は怪我で入院でしたから外科でしたが、糖尿もあり内科等も関係しており、外科の処置が納得いかないものがありました。最終的には先生とのかなりの話し合いの結果連れて帰ってきましたが、この時つくづく思ったのは動物であれ人間であれ、自分が納得いくまで先生とは話し合うべきだと言うことでした。私は父を守るために譲りませんでしたが、人間の言葉を話せない動物はもっと守って上げなければならないとつくづく思いました。他の方は多少なりとも医学を学んだから言えるのだと言われますがきりママさんがお医者様であると言うことですので敢えて言わせていただきました。後から納得出来ないと言われても、切除したものは戻ってきません。その前にもっと説明を聞くなり、病院を変えるなりの方法をとられれば悩むことも少なかったと思います。
この場を借りてもう一度申し上げたいと思いますが、動物を束縛しているのは人間です。守れるのは飼い主さんです。先生が何を言おうと、こちらがその子の為にと思うのならばその場で守ってあげてください。手術にしろ治療にしろ、自分の時にはやはり納得いくまでお聞きすると思うのですね。動物の代弁が出来るのは飼い主さんしかいないのですから。