イヌ掲示板過去発言No.1100-200507-10
Re:参考になりました。 |
投稿日 2005年7月3日(日)04時07分 投稿者 パールちゃん
はっつんさんへ。 > 喧嘩をさせるしかないとの事ですが、 「喧嘩をさせるしかない」というのは「喧嘩になるよう仕向ける」のではなく、「喧嘩になってもしかたないと思ったほうがいい」「喧嘩は折り合いをつける近道だから喧嘩を恐れちゃいけない」、そういう意味です。念のため。 > その間メスと一番したのオスは喧嘩に入れないようにしておいた方がいいのでしょうか? いいえ、全員参加が原則です。昨日私が書いた「犬の順位決定は犬同士に任せるしかない」というのはこのことです。群れに起こる出来事は群れの全員がその場にいて共有しなくてはならないからです。喧嘩の末、先住犬がこてんぱんにやられるのを見て9ヶ月くんは「ちぇっ、弱いやつ」と思うかもしれません。その結果、9ヶ月くんが先住くんをバカにして偉そうになり今度は9ヶ月くんと先住くんの対決になるかもしれません。そうやって総当りトーナメント式に犬は順位を形成していきます。 > また喧嘩でしっかりと上下関係がつけば血が出る程の喧嘩はなくなるのですか? 犬は本来そのはずです。下位を自覚した犬は上位の犬の気にさわるようなことを二度としなくなるはずです。 ところがここに問題点が2つあります。仔犬期の社会化学習と飼い主の接し方です。 生後3ヶ月くらいまでの仔犬期にたっぷりほかの犬と遊んだかどうかで大きく違います。犬同士のやり取りの経験が豊富な子は、素直に謝ったり、スネてみせたり、おべっかを使ったりが上手に自然にできます。でも、そうでない子はやってはいけないことをやってしまったり、やり方がヘタクソだったりして再び相手の怒りを誘ってしまいます。そしてまた血を見る喧嘩になります。こういうことからも親兄弟から早期に引き離してはいけないということがいえるのです。 飼い主の接し方が原因で再び喧嘩を引き起こすこともあります。いわゆるヤキモチです。上位の犬は自分より下位の犬がかわいがられるのをぜったい許しません。その意味で、今はっつんさんが先住くんを隔離しているのはとても危険なことです。父犬くんは「なんであいつだけ特別扱いなんだよ」とメラメラと怒りを燃やしていることでしょう。先住くんがクンクン鳴く声を聞き「ちきしょう、あいつ、甘えやがって」と思っているでしょう。隔離はだめです。隔離してしまったら次に会ったとき溜めていた怒りが爆発します。 > 今日も顔を見ただけで今にも喧嘩が始まる感じなんですが思い切って会わせちゃった方がいんですよね? はい。一刻も早く。 > 一番したのオスとメスだけ会わせてみたのですが、その場合は大丈夫でした。 それもまた父犬くんの怒りを誘います。自分だけ疎外され、みんななんかこそこそやってる・・・と感じますから。 いろいろな点で、はっつんさんはしないほうがいいことをしちゃっている気がします。 先住くんを隔離したり、そこにメスちゃんと9ヶ月くんを連れていったり。よかれと思ってしていることが裏目に出てしまいます。犬にしてみればそれは小細工でしかなく、ますますイライラが増してしまうことになると思うのですが・・・。 飼い主の威厳という点ではどうですか? ふだん、犬を呼んだらすぐ来ますか? 食べ物を途中で取り上げるときすぐに口から離しますか? 叱ったとき犬は完全服従の態度を見せますか? 飼い主は群れの中でいちばん強い存在でなければなりません。群れのルールを決めてそれを教えなければなりません。折り合いをつけるための喧嘩は認めるが、降参してる相手に攻撃を続けることはぜったいに認めないと毅然とした態度を見せてください。「もう、そのくらいにしておけ」はきっぱり言い渡してください。そうでないと最悪の結果になってしまいます。ダックスには相手の息の根を止めるまで噛んでしまう本能がありますから。 > 夜寝るときはどのようにしたらいいのか 夜休むのは犬たちの気配がわかる部屋ですか? それなら、喧嘩が始まったら飛び起きればいいので犬たちをいっしょにしておいて大丈夫です。そして、「私が休んでいるときは静かにしなさい。やるなら昼間やりなさい」と喧嘩両成敗です。 |
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