がうさんへ。
失礼かもしれませんがはっきり言いますね。接し方としては「厳しく」ではなく、その正反対のほうがよかったのではないですか? 今ではがうさんの存在は「怖い人」「叱る人」でしかないように思います。
人のやさしさを知らずに育った過去をもつと、犬はまるきり心を閉ざしてしまいます。喜ぶことも知らないし、しっぽを振るなんてことも知らない。生きていくだけで精一杯だったのですから無理もありませんよね。
そんな犬には、とにかく人間はやさしいんだ、ぜったいにキミの嫌がることやキミを怖がらせることはしないよ、なんにも心配しなくていい、少しずつでいいから心を開いてごらん・・そう接することに徹底したほうがいいと思います。
なにをやらかしてもぜったいに叱らないこと。ぜったいにぜったいに押さえつけたりしないこと。いけないことをしたらおだやかに口で説明し、最後に「わかったね?」で頭をなぜてあげてください。
厳しさは一切不要です。ベタベタにやさしくしてください。甘やかしていいんです。むしろ甘やかすことが必要です。甘やかすことの弊害は気にしないでください。それは心を開いてくれたあとにいくらでも教え直すことができますから。年齢的なことはまったく問題ないですよ。