イヌ掲示板過去発言No.1100-200602-9
柴−タロ-さんへ(長文) |
投稿日 2006年2月2日(木)00時22分 投稿者 sutemaru
元々日本犬というのは飼い主に忠実で誰にでも懐くというより飼い主だけに懐く性質が強いので良い番犬になっていたものです。 最近は誰にでも親しくする犬が好い犬で、他人に吠えたり噛み付いたりすることが悪いと言うようにされてきました。でもそれだと泥棒がきても懐いてしまったり、吠えなかったり、番犬としての役目は出来なくなってしまいます。 柴犬などは庭で走り回って家を守っている事で良い犬だと思いますし、治療に来たら柴は気をつけないと咬まれると思っていたほうが無難なものです。そういう性格だとこちらが知っていれば咬まれたり等の怪我を防ぐ事が出来ますからね。 いわゆる愛玩犬ではあっても犬種によっては誰にでも親しみを持つとは限りません。ですからその性格を見極めて目的に合った種類を飼うのが一番安心ですね。猟犬に向いた犬、抱っこ大好きの犬、ひたすら飼い主の機嫌を取る犬、仕事はこなすが後は自由にさせてくれと思う犬など様々ですよね。 赤ちゃんで捨てられた犬が数日で親元を離されてしまったからといって、全て性格に響くとは限りませんでしょ。血統書の無い犬は捨てやすいらしく、生まれてすぐ捨てられたりしますし、そんな事で捨て犬を保護して飼ってもらう事が多いですが、そのような場合では過ぎて来た時間をとやかくいっても仕方ない事ですからこれからどうするかを考えていかないとなりませんよね。 まず二歳半の時にこちらの事情でお留守番があったからといって、申し訳ないとか可哀想と思う気持ちがきっとタロー君をコントロール出来ないことになっているのではないかな? もう少し、人間の方に強さを持って欲しい気もします。犬の躾ではなくて、人間の飼い方をお勉強する必要の方が大きいかも。もし犬をコントロールできる自信が無いのでしたら去勢する方が多少はコントロールしやすいかも知れませんね。本能的な強さが多少は抑えられるかもしれませんから。 ただし、本当でしたら去勢をしようがしまいが、お父さん大好きだよー、お母さん遊んでと尻尾を振りながら催促するくらいの方が、犬としても毎日が楽だと思うのですよ。同じ家の中でこちらを守らねばとか、ウ〜と唸らねばと言う休まらない気持ちを持たせる事自体がリラックス出来ていなくて可哀想な気がするのですね。 躾は飼い主に出来ないから他人に頼むとすると、その他人がいないときにちゃんと躾どおりに行ってくれない事も出てきます。まずは自分が飼い主であり、親であり、主であるのですから、安心して付いてきなさいというくらい頼らせてあげられると良いのですね。 前述の犬は吠えた相手に対して噛み付いてもいます。これはその犬種がその癖を持っている事も一つの原因でもあるのですが、一度とことん心を開くような、この人は安心できるんだとちゃんと分からせてあげるという事を教えてあげないといけないと思うのですね。うなられる方も、それを見ているあなたの為にも、そして一番にその犬のためにも、もっと心休まる家庭を作ってあげたいじゃないですか。 沢山する事はあるでしょうが唸ったり言う事を聞かない時、自分が上と教えたい時は耳を掴んではなさなといいですよ。私なんかはその子の耳を咬んじゃいます。いきなりしたら御自分の鼻でも咬まれたら大変ですから、安全に行って欲しいですが、まず自分の方が上なのだから唸ってはいけない、吠えてはいけないと言うその時にダメと強く言って耳を強く抑えてみるときっと何か今までと違う反応を示すと思いますよ。いきなりでなく徐々に立場を教えて行ってあげて、この人に任せれば良いんだ、僕は頼っていけばいいんだと教えてあげてくださいね。でも決して馬鹿力で押さえ込むのではなく、強いけどそれは支配する力であって、暴力ではないですからね。
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