イヌ掲示板 2006年4月15日(土)23時04分

発情に伴い、異常を示すようでしたら、やはり卵巣機能不全による病気を
疑います。
ただし、頻尿については、多飲に伴う多尿であるのか、膀胱炎であるのかで治療法が
違うと思います。これについては尿検査で分かってきます。
また、多飲も発情期に伴う場合、子宮の病気だけでなく、糖尿病を
呈していることもあります。
避妊手術により卵巣を摘出すると、この糖尿は消失します。
糖が出ているかどうかも尿検査でわかるでしょう。

いずれにしても、悪化しないうちに避妊手術をするのが選択肢であろうと思われます。
もちろん、年齢や肥満は麻酔のリスクを高くしますが、私はその犬さんの
状態を把握していませんので、麻酔のリスクとこのままでいるリスクとを比較して
どちらがいいとは確実なことは言えませんが。

文面では、主治医の先生に避妊手術の相談とありましたが、犬の状態の診察は
受けて、なお手術をしないほうが・・・とのお答えだったのでしょうか。
もしもそうであるなら、セカンドオピニオンを求めることもお考えください。
また、診察を受けていないのであれば、受診をしてから今後のことを
ご相談なさればいいでしょう。

獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

$サポーター：ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー$

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー