イヌ掲示板過去発言No.1100-200605-34
Re:だったら? |
投稿日 2006年5月17日(水)18時39分 投稿者 りんママ
ユキんちょさんへ 犬の専門学校に行かれているのでしたら、学校に参考になる図書があるかと思いますが。 『現在世界にいる種類をほぼカバーする654種の犬と、ユーラシア大陸の38種のオオカミのDNAサンプルを集め、遺伝子配列を調べた結果、犬のルーツは約1万5千年前、東アジアで家畜化されたオオカミ。アジア、ヨーロッパ、米大陸の順に広がっていったとみられる。』という研究論文が2002年に発表されています。 オオカミやイヌ(イエイヌ)は、動物分類学体系的には、イヌ科−イヌ群に属します。 ですから、今回のご相談は非現実的なお話ですが。 体格差や捕食される可能性など現実的な問題などはさておいて理論的には、オオカミとチワワの交配は可能です。 超大型犬種(ウルフハウンド)と超小型犬種(チワワ)との交配も可能です。 オス犬が大きくて、メス犬が小さい場合には、妊娠や出産時における母胎の危険性(胎児が大きくなる)が伴うであろう事は推測できますよね。 科、属、種のうち、「種」は基本的な分類体系としては最小単位なのでわかりやすく、また、「イヌの仲間=イヌ科」や「ネコの仲間=ネコ科」というように比較的大きなグループをまとめる「科」も、決して理解しにくいものではないですが、種と科との間を埋める「属」や「亜科」となると、必ずしも馴染みやすい分類単位ではなくなります。チワワやヨーキーなどは、共に哺乳綱食肉目裂脚亜目のイヌ科イヌ亜科イヌ属のイヌ(イエイヌ)という種に属しますが、オオカミは同じイヌ属でも種が異なるから、イエイヌとは同属異種になるのです。 私たちが普段よく呼んでいる犬の種類、柴犬、ゴールデン・レトリーバーやチワワ等と呼んでいる名称は品種になります。 いわゆる純血種といわれる品種も元は、亜種と亜種を交雑させて品種として固定させた為でもあります。犬の系統図などをご覧になれば品種によっては、交雑させてきた亜種が比較的判りやすい犬種もありますし、分かり難い犬種もあるのです。 ご参考までに
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