イヌ掲示板過去発言No.1100-200608-30
はるさんへ、睾丸が一つしかないことについて |
投稿日 2006年8月14日(月)18時09分 投稿者 けりーずはうす
睾丸が陰嚢内に1つもしくは2つとも降りてこないことを、陰睾または潜在精巣といいます。 犬の場合、生後30日前後で陰嚢内に下降してくるのですが、それが途中で止まってしまうのです。この降りてない睾丸は、ある年齢に達すると、癌化してくる確立が高いため手術による摘出を行なうほうがよろしいです。 また、この病気は遺伝性疾患であるため、繁殖に使用しないということは広く知られています。 しかし、子供は生まれてきたのですから、今後は父親犬や子供達は繁殖しないようにお願いしたいと思います。 もしも、子供を手放されるのであれば、相手先にはそのように話しておかれたほうがいいでしょう。 また、陰睾丸の父親からの子供が、先天的に重大な疾患を持って生まれることはありませし オス犬全てにこの病気が現れるとは限りません。 もしも、重大な疾患をもっているのであれば、それは陰睾を伝えていく遺伝子のせいではなくべつの理由からでしょう。
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