イヌ掲示板過去発言No.1100-200608-34
Re:心配で仕方ないです。 サリーさんへ |
投稿日 2006年8月14日(月)23時43分 投稿者 りんママ
サリーさんへ ただの飼い主ですが、心配なお気持ちは、痛いほどよくわかります。 ご投稿を拝見して、アドバイスがつけにくいのは飼育環境が見えないこともあります。 まず、水をのんだ後に走り回ることが要因に感じるのですが、 毎回がぶがぶ飲むのでしょうか?ふつうに水を飲むことはありませんか? ふつうに飲んでも、水を飲んだら息が詰まり倒れてしまうのでしょうか? 水をがぶがぶ飲まなければならないような住環境や室内温度管理はどうなのでしょう。 見直されることで発作を起こさないように改善すことは出来ないのでしょうか? 留守番をさせるときには、どのような住環境をされているのでしょうか? けりーずはうす先生からのレスにもあるように、脳神経の異常以外の診断はされていますか? 専門医は専門の領域にはとても精通しています。(当たり前ですが) でも、言い換えれば、それ以外の症例には疎いといこともあります。 また、飼い主も見た目にショックな症状の発作 てんかん発作ばかりに目がいってしまうこともあります。 その為にも、例えば今までどのような疾患を疑っており除外してきたかの経緯がわかりませんと的はずれあるいはそれは既に除外した診断だというようなことになります。 心臓や腎臓などの内臓に衰えが出てくる年齢でもありますね。 室温が高くて体温が上がりすぎて、水を飲んでクールダウンしたい。 お留守番の時の室内温度管理は如何ですか? 気管や心臓は診て頂きましたか? 尿検査や血液検査などは如何ですか? 私の友人の愛犬は、1歳になった頃に巨大食道症と診断をされました。 その後てんかん発作が出て大学病院でMRI検査や脳髄液検査を行いましたが、 てんかん発作の原因は分かりませんでした。 いつ、どんなときに、どんな状況(物音や低気圧の様子)で発作を起こすか。食事と食事量などの介護日記をつけ続けていました。 そういう日々の積み重ねで発作が起きそうなときを予見することが出来るようになりました。 観察をすることで、それまで気が付かなかったことが見えてくることもあります。 この子は、3歳を前に亡くなりました。 飼い主さんは同じ病気で苦しんでいる犬の為になるならと大学病院で剖検をお願いしました。 その結果、疑われた疾患は、「筋ジストロフィー」でした。 この子の両親の系統は、アメリカやイギリスでのチャンピョン犬をたくさん排出している有名な系統です。
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