ハッピーママさんへ。
雨が降ろうが雪が降ろうが熱があろうが行かなければならないのでつらい・・・そう思ってしまう「ああ大変」「やれやれ」「めんどくさい」のような気持ちが家のトイレに対してもあったんだと思いますよ。そう思われていることを犬が察知して「じゃ、そこではしない」になっちゃったんでしょう。排泄物がトイレシートから少しはみだしてしまったのを見て「あっ」と言っただけで、それ以来ぜったいシートを使わない犬だっているのですから。それだけ犬はナイーブでデリケートです。
いつなんどきどこでも犬が気持ちよく健康に排泄するのを心の底から喜べば、犬は人が指し示す「ここね」をわかってくれます。
お散歩にシートの切れ端を持っていっておしっこをしたらすかさず少しシートに受けてそれをトイレに置く、外で会う犬の(健康であること)おしっこを同じようにして少しシートに受けてもらってそれをトイレに置く、そういう匂い誘導や、外で排泄するたびに「シーね、シーね」と言って家のトイレの前でも「シーね」と言う言葉誘導などはトイレトレーニングのコツのひとつですが、それよりもなによりも、いいおしっこしてくれてうれしい、いいうんちしてくれてうれしい、そのためには雨も雪も風邪もなんのそのの気持ちがあることが大前提だと思います。
トイレシートの上でくつろいでしまうのはそこでイヤな思いをしたからそこで甘えの姿勢を見せているのでしょう。「あっ」と言ってしまった出来事がきっと1年前にあったんですよ。人は忘れてしまっても犬は忘れていないんですよ。