犬好きなら大型犬だろうと、室内で飼えます。というか、飼って欲しいです。要は、どのくらい犬のために時間を割いて
しつけをしたり、排泄の世話、散歩や遊びに楽しく過ごせるかという事になるのだと思うのです。

例えば、室内犬で挙がるのがまず小型犬だと思うのですが、これもマルチーズやヨーキーなど愛玩犬としての歴史が長い種類は
わりと留守番にも耐えてくれますし、散歩も必要ではありません。

逆に、今流行のダックスやミニチュアシュナウザーは、元または現在も猟犬です。しっかり散歩や運動をさせないと
ストレスが溜まります。

またご相談のテリア種も元猟犬で、種類によっては気性の荒いことで知られています。そして大変遊び好きです。
しかし反面、しつけを一旦入れると、エアデールテリアの様に警察犬にも使用できるくらいきびきびと動きます。

大型犬でも飼いやすいのは､ゴールデンやラブラドールのレトリバー種ですが、人がとても好きな犬種ですので
留守がちな家にはあまり向かないかもしれません。

全ての種類を書こうと思うとすごーく長くなりますので、この辺にしておきます。
まずは、犬を飼う目的や、犬のためにどのくらい時間を割くことが可能な生活をおくっていらっしゃるか
お考えになり、犬種を決められるほうがいいでしょう。
そのためには、「世界の犬種」なる本を読んでみられるといいでしょう。
但し、日本で出版したものは「いいこと」しか書いていない大変不親切なものが多いです（どの犬も飼ってみたくなるような、賢いとばかり書いています）。
外国の方のお書きになっている「子供のいる家庭には向いていない」など悪いことが書いてあるものを選ばれるといいと思います。

そして、できればブリーダーから犬を直接見てお買い求めください。
親の性格や、飼育環境がきれいか、確認なさった方がいいでしょう。

また、ここの「文献集一覧」から「犬」を選び、その中の「イアン・ダンバー博士の
子イヌを飼う前に」を
是非お読みになり、子イヌを飼う覚悟と、楽しさを知っていただいたほうがいいかな・・・と思います。
このアドバイスはある程度、主観が入っていることをご承知ください。
しかし、犬と人とが良好な関係になるために、犬種選びに時間を割くことは決して無駄にはならないと
思っています。
どうか楽しいドッグライフを送れるよう、今からがんばってください。