パールちゃんさんと海が好きさんのレス。お二人ともいつも客観的で的確な書き込みをされている方々なので、大変興味深く･･･いや、少々ハラハラしながら拝見しています。
私は、初心者飼い主としてスタートしてからというもの、いろいろと情報収集する中で、須崎先生や本村先生等の本を読みセミナーにも参加してお話も聞き、自分でも生食・加熱食と実践し、そして失敗した経験の持ち主です。なので『飼い主の自己満足に走るな』は本当に耳が痛い言葉です。

私の場合、生食を始めたきっかけは、なんとなく愛犬の調子が良くなく、食が進まず小食だったということでした。最初は自分でも熱心に研究して良い結果を出せていたと思います。失敗した原因はひとえに私の慢心にありました。食材に対して非常に好き嫌いのある仔であったのに、それを克服させる努力を怠り、仕事が忙しくなったのことを言い訳にして、酷い手抜きをしました。結果として非常に偏った食材を与えるようになってしまったのです。幸いなことに、定期的に獣医さんに通っていたため「尿に結晶が出ている」のがすぐに見つかりました。獣医さんから当然、療法食を薦められましたが、自分の食材選択が偏っていたのは明白だったので、少しの猶予をいただいて普通のフードに戻してみました。結果それだけで結晶は出なくなりました。この時、いかに自分がいい加減にやっていたかを猛反省したものです。　相変わらず忙しいのと、いい加減な自分の性格を反省して、今は、半生フード:手作り食=８：２くらいの割合に落ち着いています。手作り食といっても生食ではなく、私たちの食事の味付け前ものを混ぜ混ぜする程度。完全にフードだけにしたくないのは、以前にパールちゃんさんのアドバイスにあったとおり、震災などの不測の事態で人間用の食材だけという状態になっても、なにかしら口にできるようなフードでも人間の食べ物でも両方ＯＫな犬でいて欲しいと思うからです。

タップさん、失敗した私が言うのもなんなのですが、アレルギー改善という明確な目標があるのならば、生食も、加熱食も、一考の余地は大いにアリだと思います。タップさんが愛犬のためになんとかしてあげたいという意欲をお持ちならば、まずご自分で探して本を1−2冊読まれてはいかがですか？今では、生食・加熱食など手作り食に関する本やセミナーなどの情報は、ネット検索だげもかなりヒットします。その中かからご自分の愛犬の状態にふさわしい道を取捨選択していくことは、タップさんにしかできないことですから、どうぞ、いっぱい考えて研究してあげて欲しいなと思います。