獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200708-19

Re:お散歩嫌いのチワワンズ
投稿日 2007年8月8日(水)01時57分 投稿者 パールちゃん

外の世界やよその人や犬を怖がらないようにしておくのが犬自身のためですよね。おっしゃるようにもしも災害が起こって避難しなければならなくなるときもそうですが、ワクチンや健康診断で病院に行くことや、万が一に通院や入院が必要な病気になってしまったときなどのためには「お外=ストレス」という要因をなくしておくにこしたことはありませんから。
いやがるのを無理に引っ張り出すとますますお外嫌いになってしまいますので、少しずつ気持ちを外に向けさせる工夫が必要だと思います。お外嫌いの子はリード嫌いの場合が多いのでまずはリードを好きになってもらうことから。リードに小さな鈴をつけ、おやつタイムにその鈴を振って音を聞かせてからおやつをあげる。鈴の音=うれしいこと、を覚えさせる。次に自分から玄関を出る練習。リードをつけたあと、玄関ドアを開け、そのまま玄関で犬の好きなことをして遊ぶ。しばらく遊んだら玄関ドアを閉めて、リードをはずして終了。リードをつけて玄関が開いていてもなんにも怖いことはなかった、むしろ楽しかった。そうやって少しずつ少しずつ「いい思い」を重ねていきながら、玄関から一歩出てみる、次は二歩出てみる、その歩数を伸ばしていけばいいでしょう。
短気になって「大丈夫だってば」とリードを手荒に引っ張って外に連れ出すことはぜったいにしてはいけません。怖がるからと抱っこで玄関から出たり、散歩中に抱っこしてしまうのもいけません。怖くなかった、大丈夫だった、楽しかった、犬が実際にそう感じる積み重ねが解決方法です。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。