ただの飼い主です。
以下は我が家の経験談です。

我が家の１頭目は「繁殖屋」のところで生まれた子犬です。
正確なことはわかりませんが、おそらく３０日そこそこで親から引き離され、人間に優しく触れてもらうこともほとんどないままペットショップに移された子です。この子の態度はまさに、ちぃさんのチワワちゃんそっくりでした。
　その後、「人の手は心地よいものだ」とわかってもらうために、「フードをあげながらゆっくり触る」を繰り返し、今では手に対してはそこまで過敏な態度はとらなくなりましたが、何事も時間をかけて慣らさないと過剰反応する子です。

２頭目は対照的に、きちんとしたブリーダーさんのところから生後６５日目に迎えました。その日まで、たっぷりと母犬やきょうだい犬、前後して産まれた子犬たちと触れ合い、ブリーダーさんから優しくケアされて育った子です。この子は、何をされても泰然自若。精神的に安定した子です。

性格の個体差はもちろんあると思いますが、それ以上に、私には繁殖者の姿勢の違いが現れているように思えてなりません。

　原因はともかく、ちぃさんのチワワちゃんは神経質な傾向があるようですので、あらゆる物事に対して、意識的に時間をかけて慣らす努力をされることをお勧めします。例えば、お手入れは全てフードを与えつつ優しく褒めながら行うとか、本格的なお散歩開始の前に念入りに抱っこ散歩するとか。

　ちなみに我が家の１頭目は、２頭目に比べると、新しい物事を受け入れるのに数倍から数十倍時間がかかります。事柄によっては、頑張って受け入れさせるよりも、遭わせない方を選ぶこともあります。神経質な犬と暮らすということは、そういうことだと思います。