獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200708-6

子犬育て(がんばってくださいね♪)
投稿日 2007年8月3日(金)09時56分 投稿者 Suzuka

エアコンで室温をかなり下げているのなら(20度以下)別ですが、そうでなければ
ヒーターはいらないかと思います。
サークル内に余裕があるならば、一角にヒーターを置いて、子犬が寒い時にはそこへ
行けるようにしてあれば、生後1ヶ月の子犬ならば自分で調節するでしょうから更に
理想的ではありますね♪

ケージ(サークル)はエアコンの風が直接当たらない場所においてあげてください。
子犬の性格によっては、巣箱というか囲われたベッドスペースがなくても平気でヘソ天
で寝ている子もいますが、たいていは囲われた巣箱があった方が安心して寝ます。
あまり広い寝床だと子犬は落ち着きませんので、子犬が足をのばして横になったときに
ちょっぴり余裕がある程度の狭めの寝床の方がよいと思います。
生後1ヶ月のチワワちゃんだと、ティッシュの箱か靴の空き箱くらいがちょうどいいか
と思います。
ケージ(サークル)の中に、箱の上面と前面を切り取って巣箱を作ってあげ、そこに
子犬の爪がひっかからない素材の敷物(うちはフリースの膝掛けを利用していました
がチワワ子犬だと大きすぎるかな?)を敷いてあげるとよいと思います。

パールちゃんさんも書いていらっしゃいますが、この大切な時期に下痢をさせてしま
うと、大きく成長に響きますから、便の状態にはよく気をつけて異常がある時には、
早め早めに獣医さんにかかられてくださいね。
本当は、もう離乳食を開始していい時期なのですが、まずは、ブリーダーさんで使わ
れていたのと同じ銘柄の犬用ミルクを同じ濃度で数日間与えてみてください。
1回の量をいっぱいやるよりは、回数を多くわけてやる方がよいでしょう。
栄養をつけさせようと、濃く作りすぎたり、急にいっぺんに給与量を増やしたりする
と下痢します。
ミルクは人肌よりやや温かめに作ってあげてください。
冷たいとやはり消化不良の原因になります。

低血糖を心配して予防的に砂糖水などを与えるとかえって下痢の原因になったりします
ので、1日4〜5回十分量のミルクを与えられ、順調に離乳食を開始できるようならば、
低血糖はあまり心配しなくてもよいと思います。

離乳食は、最初はミルクに少し混ぜる程度から開始し、便の状態をみながら徐々に割合を
増やしていきます(1〜2日間隔で量を調節)。
専用の離乳食(缶詰やミルクでふやかすタイプのドライ顆粒)が市販されていますので、
それらを利用されるとよいと思います。

がんばってくださいね♪

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。