イヌ掲示板過去発言No.1100-200709-60
Re:Re:Re:Re:首輪について |
投稿日 2007年9月29日(土)09時47分 投稿者 けりーずはうす
ちぃさん、生後3ヶ月の子犬はいま好奇心の塊です。 人のお子さんもそうであるように、何でも口に入れて、食べられるものかどうかを探るのも仕事のうちです。 私達が経験的にプラスチックや金属の感触を思い出せるのも、触って口に入れて出来てきた経験値の一つなのですから 子犬にも必要な経験と言えると思いますよ。 ただし、食べても良いものかどうかの判断は、人がしなければならないのは確かですね。 例えば、どんなにがんばってもスリッパを丸飲みできる子犬はいませんね。 であればスリッパの古いものを与えて満足させましょうよ。 で、どういった遊びが好きか、観察するのです。 そうすれば、大人になってスリッパを持ってきて破壊してということは少なくなります。 逆に、洗濯物のうち靴下などは飲み込む危険性の大きいものです。 であれば、これは絶対に子犬が口に入れない環境を作りましょう。 洗濯物は別の部屋でたたむか、子犬はケージに入れる。 それと、例えばティッシュなどは、どうやって遊ぶのかを観察してみましょう。 ちぎってバラバラにするのが楽しい子、バラバラにしながら飲み込んでしまう子、それよりもティッシュをもつと 飼い主さんが追いかけてくれるのが楽しい子。 どれでしょう。 1番目なら、これもほっておきましょう。ばらばらになれば、気が済むのですから。 逆にこういった子は、ダンボールなど破壊しがいのあるものを与えてみては? 掃除をするのは大変ですが、夢中になってちぎって遊びます。 また、ペットボトルに横穴を開け、フードなどを入れて転がして遊べば、フードも出てきますし、大きな音がしてこれもまた楽しい遊びです。 2番目も、ティッシュ1枚程度なら胃や腸に詰まることはないでしょう。別のもので気を引くことでその行為を止めさせ、静かに片付けましょう。 3番目なら、追いかけることを止めれば、その行為に興味が失われるでしょう。目的は飼い主さんの気を引くことですから。 大事なことは慌てず、追いかけないことです。 追いかければ、遊びと勘違いしその物への興味や執着が失われず、逆に「取られる」という思いから、口に入ると何でも飲み込む行為へと繋がります。 音のなるおもちゃなどで気を引くようにしてみてもいいでしょうね。 また、散歩中に拾い食いをするかも、との心配ですが、拾い食いをする余裕を与えずに歩けばよろしいのでは? 皆さん、犬が止まれば止まってあげますね。 でも、散歩は人がペースやコースを決めるものと思わせ、止まらずに歩けば良いと思いますよ。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |