イヌ掲示板過去発言No.1100-202009-18
Re3:犬は景色を覚えていますか? |
投稿日 2011年10月2日(日)10時05分 投稿者 けりーずはうす
犬が病気になったときに、何を優先させるかは飼い主さんには大きなジレンマですよね。 できれば長く元気で、しかも好きなものを食べさせて苦しまずに最期を迎えさせたい。 これがどなたもが思うことですが、残念ながら現実では、そうはいかないものです。 動物がある年齢になり、病気を得たときに私がお話するのは 「病気となったからには、好きなものを好きなだけ食べることと、長生きは同居はできません。」 では、今回YNさんが一番望むことは何でしょうか。 肝臓や呼吸器系などは今のところ致命的に悪いわけではない では、何がそこまで運動不耐と結びつくのかとなりますと 内臓の問題と関節の両方が影響しているのでは、と想像します。 例えば試しに、関節炎への鎮痛剤を処方してもらって投薬してみたら スムーズに歩けるのであれば、主に痛みが問題だったとわかります。 鎮痛剤で効果がなかったとすれば、内臓の問題ですね。 この場合、大きくは呼吸器系が大きく影響しているでしょう。 心臓が悪くなくても、呼吸器系が悪ければ、酸素交換能は下がりますから 運動不耐という症状と結びつきます。 そこで、結局は体重を落とす方がよいとの結論が導けます。 関節が問題であるならば、筋肉も衰える年齢ですから益々関節に負担がかかることになります。 呼吸器系であっても、体重があるということはその分たくさんの酸素を取り込まなくてはならないため、酸素不足となりやすいですね。 現在は、病院で販売されている療法食は、食事量を極端に減らさずにカロリーだけを落とすことに適しております。 主治医の先生にご相談になってはいかがでしょうか。
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