ネコ掲示板過去発言No.1200-199807-3
にゃじゃらさん |
投稿日 1998年7月3日(金)10時51分 寝子
最期のほんの2週間だけだったとしても、にゃじゃらちゃんは幸せだったと思いますよ。 330グラムというと、健康な子猫なら生後3−4週間の体重です。 先生がもう2ヶ月くらいだろう、と判断されたのであったら、栄養状態も相当悪くて、そのままにゃじゃらさんに出会えなければ、もっと寂しい最期だったかも知れません。 幸せだった期間が長ければそれはその方が良いに決まっているけれど、でもほんのつかの間でもにゃじゃらちゃんは安らぎを得ることが出来たと思いますよ。 前にも書きましたが、猫を取り巻く状況はますます悪化してきています。 不景気のせいか、最近はとても捨て猫が多く、またその子猫のもらい手探しがとても難しく、私の主治医先生のところでも、小学生が拾って連れてくる子猫の数が、見る度に増えています。それも同じような白黒の子猫ばかりなので、夜中に増殖してるんじゃない?なんて冗談が出るくらい。 小さな力で、小さな声しか出せないかも知れないけれど、ワクチンの大切さや、去勢避妊手術を行って捨てられる子猫の数を少しでも減らすお手伝いが出来れば、と思います。 にゅじゃらさん、意見交換を見てください。 パルボは非常に感染力の強い、丈夫なウイルスです。 先住猫ちゃんの健康状態に気を配ってあげてください。 にゃじゃらちゃんが使った食器や、トイレはハイターで消毒するか捨てた方が無難です。にゃじゃらちゃんがさわったと思われるところも、20倍くらいに薄めたハイターで拭いてください。 私が中学の時、はじめて拾った猫もパルボでなくしました。そのころはまだワクチンなんてない時代だったから、仕方がない、と諦めましたが、防げる危険からは猫を守ってやってください。 これを読んでくださる皆さんへも、分かり切っていることだ思いますが書かせてください。 もし先住猫がいるならば、絶対に拾った猫と一緒にしないように! 一緒にしたいなら、すべての健康チェックがすみ、ワクチン接種がすみ、最低でも1ヶ月以上の隔離期間を経てから。今飼っている猫を守るためです。死にそうな、哀れな子猫に手をさしのべてあげるのは当然だけど、今いる猫の健康もあなたが守ってやらなければいけないのだから。 ごめんなさい。 説教臭くなって… 悲しくてやりきれないにゃじゃらさんの気持ちに、今は何を言っても慰めにもならないかもしれないけれど、でも、私にはにゃじゃらちゃんの「ありがとう」が聞こえる気がします。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |