獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-199908-54

我家も、白い・長毛・シャンプー嫌いのねこです。
投稿日 1999年8月29日(日)08時08分 NOKO

おひさしぶりです、みなさま。
ずっとROM小僧になりきっていたのに、犬だけでなく猫にも出てきてしまった(笑)。
我家の猫は三拍子揃っており、実家にいた猫もうすいグレーの長毛のまきまき毛でしたので、毛玉に泣きたくなる気持ち、よ〜くわかります。
またどちらのこも二才を過ぎて里子に迎えたので、初めてのシャンプー後、人間の体にはたくさん戦いの痕が残りました。
幸い今の白猫はスキンシップが好きなので助かり、できるだけ毎日クシを入れるようにしていますが、それでも抜け毛が多い時期は、一日で胸元や脇の下にモケモケをぶら提げています。
我家はひとりで手入れするので、ぐんにゃり伸ばした猫の体を、自分の脇や脚に絡ませて保定し、話し掛けなだめながら、合間に遊び、ご飯を食べさせ、時間を掛けて、時には日を替え、ひとつずつ根気よく切っています。
はさみの話が出ていましたが、私は(邪道でしょうが・・・)幼児の工作用の、先が丸くて、刃が厚く、皮膚がきれにくいように表面が加工されているものを使っています。トリミング用のはさみなんて怖くて使えません。
毛玉になったところをすこし水で濡らし、刃が滑らないようにしてから、毛の付け根をさけ、ダマになっている部分にはさみを入れます。りっぱな毛玉も一度はさみを入れると解しやすくなるので、その後、全部をきりとらなくてもクシで処理できてしまうことがあります。
虐待されているような声で鳴いてくれるシャンプーの時は、まず長袖のパジャマを着て、バスタブに少な目に貯めたぬるいお湯に、自分も一緒にアワアワになるつもりで、だっこして浸かります。
濡れた毛をかき回すように洗ってしまうとかえって毛玉になり、傷みます。これは人間の場合と一緒です。タオルドライもごしごしかき回すのは禁物。何枚かタオルをかえて包みながら軽く押すように、これも人間の髪と同じです。
あまりにひどい毛玉だらけで、スキンシップが苦手なこなら、最初の一度だけは、ショップや獣医さんのところのなれた方にカットしてもらう方がいいかもしれませんね。
以前、ショップのウィンドウ越しにシャンプーされている猫を見たときは、目をひん剥いて瀕死の形相に、ショック死しないかと思ったほどでした。
老犬や老猫をシャンプートリミングする場合は「事故が起きた場合」に備えて、飼い主さんが誓約書のようなものにサインをするところもあるようです。
それほどプロのトリマーでもシャンプー馴れしていない長毛種のシャンプーは、たいへんなのですから、やっぱり飼い主がすこしずつ手をかけてあげるのが一番だと思います。
一度大量の毛玉の処置をしたら、もう作らないように、お互い毎日チェックチェック!!

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