こう言う話を聞くと、人間嫌いになりそうだ。
昔はどこにでも大小の空き地や草むらがあった。しかし今住宅がひしめく所で
土の地面があるのは「公園」「庭」「学校」くらいか。当然猫と人間の衝突の
確立は高くなる。気の毒なのは猫の方だと猫好きとしては公言してはばからない。
また、非常に矛盾した話がある。私の近所のある家は、妻が通いの野良猫に
ちくわをあげていた。そのくせトイレをされるのは困る、という。やがて、旦那が
薔薇の苗を植え、猫を庭に入れない為に門や柵に針金を巡らせた。まあ、猫を
あなどっていると見るたびに笑えるようなレベルだが。
おっと、長くなってきた。
庭に「侵入」した猫が次々と殺されてはたまらないし、人間以外の生き物をモノと
しか見ない学者も腹が立つ。どんなに針金を巡らせても猫は身軽で賢いのでハッキリ
言ってムダだと思う。後の２者択一でどうか？
その１＞猫の嫌いな匂いを庭に撒く。柑橘系は弱い。ミント系も嫌いだ。それに、
今は色々な匂いが合成で出来てしまう。命をもてあそぶ必要はない。
その２＞庭の隅を猫トイレに提供する。大事な植木とは離れた所にキャットニップや
キャットミントなど猫が喜ぶハーブを育ててはどうか。その場所が気に入れば同じ場所
に来るようにならないだろうか。フンは堆肥になるだろう。
是非、人間が一歩譲って野良猫と付き合って欲しいものだ。