ネコ掲示板過去発言No.1200-200104-23
JYUNNさん> |
投稿日 2001年4月6日(金)23時30分 楓
森の猫さんが書いてくださったように、私はこの獣医師広報板のお世話係で、猫BBSを担当しています。 いつも私自身が最初に必ず書ているように「私は獣医師ではありません」。 みなさんと同じ、猫が好きな猫飼いの一人の意見として聞いてただければありがたいです。 『総合栄養食』とは− ・米国科学アカデミーの下部機構、NRC(National Reserch Council) の栄養基準に基づいて、日本のペットフード公正取引協議会が定めた規格に合わせてつくられている。 ・ドライタイプのフードの基準を満たすためには、猫の5大栄養素(たんぱく質・脂質・繊維・灰分・水分)が含まれていること。 ・缶詰はすべてが総合栄養食ではなく、「一般食」「嗜好食」などと表示されているものがある。 *ただし、ペットフード公正取引協議会に加入していないメーカー製だと表示がない場合もある。 ・ドライフードの中のプレミアムタイプと称しているものは、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準に達した製品。 ・「総合食」を与えていれば、後は水だけで猫が健康に成長・生活できるだけの栄養素を満たすもの −と考えられます。 この総合栄養食という表示が一般化されてから(記憶が曖昧ですが)まだ3−4年も経っていないと思います。 それからこの基本になっているNRCの基準は、ずいぶん古いものなので、近々見直されると聞いています。 JYUNNさんが書かれている「いつもCMでやっているメーカーの缶詰」がどれのことだか、わからないのですが− 私の感覚の中では、例えば魚の身や肉がそのままの形で入っている缶詰のほとんどは「一般食」で、「総合食」はペースト状のものが多いような気がしています。そう考えると、総合食よりも一般食の缶詰の方がたくさん売られていますね。 ちなみに・・・今手元にある通販のカタログをみてみると、掲載されている猫用の缶詰全部が「一般食」でした。(たまたまだとは思いますが−犬の製品には「総合食」が多いんですけどね。猫の場合缶詰は「おやつ」といった意味合いが強いのかなぁ???) 上記のように、協議会に参加しているメーカーのものには必ず表記されているはずなので、一度確認してみてください。 |
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