ネコ掲示板過去発言No.1200-200104-90
までりんさん> |
投稿日 2001年4月30日(月)18時20分 楓
こんにちは。獣医師ではありませんので、参考程度に聞いてくださいね。 麻酔が怖い、という話がよく出ますが、ある程度の危険は事前に充分な検査を行うことで回避できると思います。 前に私が書いたようなアレルギーを起こしてしまう猫は、本当に数少ない確率なので、ご心配ならまずは信頼できる先生を見つけて、じっくりお話しを伺う方がいいと思いますよ。 子宮蓄膿症は、発情がきているときが一番かかりやすいということです。 理由は、発情中はホルモンバランスが変化し、雑菌に対しての抵抗力が衰えているからだそうです。 普通の状態であれば、なんのこともない雑菌でも発情中に子宮に入ってしまうと蓄膿症を起こす確率が高くなるのです。 そう考えると、綿棒などで発情を止めさせる、ということがどれだけ危険かおわかりいただけると思います。 家庭では完璧に滅菌できないでしょうから。 それから、綿棒で発情を止めるにはかなりのテクニックが必要になります。 猫の交配は、オス猫が挿入して射精するだけではなく、オス猫がメス猫の首を噛んで、その時の刺激が脳に伝達されて初めて排卵がおきるのです。 上手くそのタイミングでできないと、いくら綿棒を使って無意味です。 避妊手術を行わないでいると、乳腺腫瘍にかかる確率も高くなります。 なによりも発情中の思いを遂げられない猫のストレスはかなりのものだと思います。だって、本能ですからね。 手術、麻酔に関しての危険性を心配する気持ちも分かるけど、それ以上に様々な危険が起こり得ることも考えてみてくださいね。 |
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