獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200111-57

ブリーダーというもの
投稿日 2001年11月21日(水)17時12分 楓

またまたしゃしゃり出てしまいました。ごめんなさいm(_ _)m

原虫はきちんと勉強して管理されているブリーダーさんのところで、一般的に「よく」見られるものではないと思います。
しかし、アメリカなどから猫を入れたら、持っている可能性のある個体が多いかも知れません。アメリカの猫の餌の与え方や(生肉を主とされているブリーダーさんもあります)、また土着的にそのような原虫が多い地方という原因も考えられますので。
「すべてこうだ」、ということではなく「こういう場合もある」、という風に考えてくださいね。

私が書きたかったのは、猫は生き物だから、どんなにきちんと管理されていてもなにかがあってもおかしくない、という認識を持って接して欲しい、ということです。
生き物に対して完璧を求めても無理です。
本当に勉強して、猫のことを第一に考えておられるブリーダーさんではまず虫の駆除などは最初の段階で行われると思いますが、それでも原虫に関しては完全に駆虫できたかどうかを確認することは難しいのです。

我が家にもアメリカから来た猫がいますので、私はしつこいくらい何度も(獣医さんが呆れるほど)検査を繰り返しお願いします。子猫が生まれたら、また検査を行います。その猫が持っているかどうかわからなくても、新しい飼い主さんのところに行く前に発見できればちゃんと治療することができますからね。
また最初にも書いたようにクラミジアに関しては、獣医さんの中にもまだ症状から病名を思い当たる先生がおられないこともあるので、何とも難しいです(^_^;)

>猫にはよく有る病気でそんなに騒ぐ程のことではないのでしょうか?
ではなくて、最初からそのようなブリーダーさんだと、那智さんも心のどこかで感じておられたところから猫を迎え入れてしまった。ということだけではないでしょうか?
様々な考え方で猫を繁殖している方がいらっしゃいます。
そのブリーダーさんがどの程度のレベルなのか計るのために、新しい飼い主さんにも考えていただきたいです。

「そのキャッテリーから猫を入れようと決断する」のは新しい飼い主さんなのですから。

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