獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200205-27

色々…長文、すいませんm(_ _)m
投稿日 2002年5月14日(火)01時56分 楓

猫にも人にも生まれついての自分の「大きさ」があると思います。
慎重が190cmの人もいれば150cmない方も…
だから大人になっても2kgない猫がいてもおかしくないし、15kgの猫ちゃんも(笑)。
でも猫って犬などに比べると大きさの違いが少ない動物だと思いませんか?
だって、犬の場合は80kgを超える大型犬もいるでしょ。で、チワワやヨーキーなんかは2kgない子も。その体重格差はすごいですよね。それを考えると猫の体重差・大きさの違いなんてしれています。
その子その子が生まれ持った「器」にふさわしい大きさに成長すれば問題はないと思いますよ(*^_^*)

人間だったら気に入らないこと、嬉しいこと、今日あった様々な出来事をしゃべることができますよね。
でも猫は走り回るか、噛みつくか、引っ掻くか…
感情表現をするにも、人間に通じる有効手段が少ないんですよ。
生後2ヶ月というと年齢的にじゃれて遊びたい!とか、本能的にいろんな事を吸収する時期でもあると思います。
本来だったらまだ母猫や兄弟猫に囲まれて、その中で爪を出し過ぎてはいけない、本気で噛みついてはいけない、などの社会性を養う時期です。
YOUさんは、その猫ちゃんのお母さん代わりです。
いけないことはいけない、と教えてあげてください。
ただ、叩いたり、ものを投げたりというやり方ではなく、母猫のように、子猫と一緒に丸くなって(力加減をして)指で猫キックしたり、鼻や耳に噛みついたり…息を吹きかけたり、口の中に子猫の手を入れて自分で噛ませてみたり…そうやって自分の体で痛いことを教えてあげてください。
人間の急激な動作や大きな物音は不安症の猫を育ててしまうだけです。
そこのところだけは気をつけてあげてね(*^_^*)

オス猫のマーキングは仕方がないものです(^_^;)特にアメショーは性的本能の強い子が多い猫種です。
しっぽをあげてふるわせてチョチョッと飛ばす程度のものから、ジョロジョロ〜〜〜っとオシッコ以上の量のスプレーを「あんた!よくそれだけ出るものがあるねぇ(^_^;)」と感心するほど垂れ流す子まで…これも、その子の個性によるものなので異常ではありません。
早めに手術すれば治まる可能性が高いです。
去勢しないで交配する相手もいない…これ以上のストレスはないでしょう。

「猫の様子がおかしいけど…いつ病院で見てもらえばよいのだろう」と、心配される方が多いですが、飼い主さんが見て「いつもとなんか違うなぁ〜」と感じるときは、すぐに診察を受けるべきです。
お医者様は病院に来れば検査をして悪いところを捜して、治療ができるかもしれませんが、家庭内で飼われている猫がいつ何時様子が悪くなるのかをわかるわけがありません。
飼い主さんは飼い猫ちゃんの一番の主治医のはずです。
飼い主さんの「勘」は捨てたモンじゃありませんよ!
おかしい?と思ったら、まずは診察をお勧めします。

猫ちゃんの糖尿、これは猫ちゃんにも珍しい病気ではありません。
糖尿は人間でもそうですが体質・遺伝的な様子をたくさん持ち合わせている病気です。
でも早期発見できれば食餌の管理や治療である程度コントロールできます。
友人のところでも長年糖尿を煩って、毎日インシュリンの注射でコントロールしている猫ちゃんがいました。
でもその子は糖尿がわかって3年ほどで…
ペロさん、慢性病を抱えた猫ちゃんのお世話は大変だと思いますが、どうかしっかり!頑張ってください!

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