までりんです。年越しレスになってしまいました（＾＾；）すみません。

丁寧な御回答、ありがとうございます。
エムさんをさしおいてしまって申し訳なかったのですが、いろいろと詳しい
お話が伺えてとても参考になりました。

ここからは、感想になってしまいますが。。。
私は、職業が医療関係のライターです。婦人科関係の記事を手がけることが多
いものですから、動物医療で応用が利かないかと思って質問をした次第です。

もともと、人間の医療にかかわる薬や治療法は、動物実験を経て安全性が確かめ
られますよね。動物だからといって人間の医療のための「犠牲」にさせるわけで、
動物実験について反対されている方も多いのですが、ここではそれは置きます。

ただ犠牲となった動物達のおかげで人間の医療が進歩したことは間違いないこと
なのですから、少なくとも、ペットとなっている動物たちの医療についての体制
に還元できるといいのにな、と思った次第です。

＜これは、エストロジェン検査が、人間の検査機関と同じところで行われる
がゆえに、歓迎されない、というお話を読んでの感想。。。

もちろん、めったに必要とされない、猫の発情時と非発情時のホルモン測定
を行うことの煩瑣さと、難しさは良くわかりました。

尿中ホルモンの検出のことですが、妊娠診断薬ではなく、排卵検査薬として
市販されているものがあります。それこそ人間の「交配時期」を調査するもの
で、妊娠検査薬と同じような形状のものです。市販価格は３千円程度のもので
薬品店においてあります。あわよくば、それが役に立たないかななんて思った
のですが。。。やはり無理かもしれませんね。

（余談ですが、映画のアメリカ版「ゴジラ」で、ゴジラの妊娠を、人間の妊娠
検査薬を使って突き止めるシーンがあり、思わず吹きだしてしまいました。
「そんなこと、可能なの？」と。でも、今回は「もし本当に可能だったら」と
思わずにはいられませんでした）

エコーについては、一度ウチの猫が、機械の使用試験の目的で受けたことが
ありますので、難しいことはよくわかります。猫は毛もむくむくしてますし
ね（＾＾）。人間でも、画像診断は医師の手技と目がかなり重要なファクター
を持ちますから、そうかぁ。。やっぱりかなり難しいのね、と思いました。

ＨＣＧ投与についてですが、「それだけで済ます」のでないのであれば、
もし、私が同じような状況であれば選択してもよいな、と思いました。
開腹してみて「やっぱり残存はありませんでした」となるよりかは、
開腹するかどうかの判断材料があらかじめあるほうが良いと思えるからです。

人間でも、どうしても必要があって「再手術を受ける」という場面も多々存在
しますが、それでも心理的に、外科的手術というものは受けたくないもの。
ましてや、言葉で訴えることのできない動物を飼主の判断で、となると、
その気持ちはよりいっそうです。

本来の質問者であるエムさんにとっては、もしかしたらこのお話は決着がついた
ことかもしれません。だから、私の以上の質問や感想も余分なことになるかも
しれないので、そこのところは本当に申し訳ないのですが。。。

ただ、私自身も3匹の猫と暮らしています。医療を受けることもたびたび（＾＾；）
いろんな場面で、獣医師には質問をさせていただきます。
幸い、主治医の先生は、よく説明してくださる方で嬉しい限りです。

「原因究明と解決にどこまでやったらなっとくできるのか」という問題は、
動物医療にしろ、人間の医療にしろ、根深く存在するものだ、と常々感じてい
ますが、その判断をする際に、一番重要なのが「どこまで説明をしてもらえる
のか」ということだと思っています。

その意味で今回、プロキオンさんが、素人の質問に関して、ここまで詳しく説明してくだ
さったことに、心から感謝する次第です。ありがとうございました。

・・・エムさん、本当に横から妙な議論を持ち込んでごめんなさい！！
よい解決方法を主治医の先生とみつけられることをお祈りします。

・・・それにしても。。ウチの子は去勢した雄ばかりですが。。年がら年中
大声で鳴きわめいて自己主張する子と、そこらじゅうマーキングしてあるく子
がいまして。。。本当に参ってます。。。（苦笑）