家族の一員として暮らす覚悟が出来たとの事。
猫好きとしては、大変嬉しく思います。
まず、完全室内飼育ですが、引越しした馴れない土地で万が一逃走されると大変です。
土地勘が無い場所での生存は難しく、また捕獲も難事だと思ってください。
ですので、まずは「引越しした家に馴れるまで絶対に逃がさない」という覚悟をご家族全員お持ちになって下さい。
一番良いとされる方法は、ホームセンター等に売っている大きな3階建てのケージ等を購入し、新居に馴れるまではそこに入れておく方法です。
これは野良猫の捕獲・不妊手術をしている獣医さんにお聞きした方法です。
私も野良猫の子供で、外で自由にしていた子を完全室内飼育に切り替える時に試した方法で、最初は「外で自由にしていたのに、狭い檻の中は可哀想」と思っていましたが、
最初の一ヵ月で、猫も外の世界を忘れ、ケージの生活に慣れてきます。ケージが「安全な場所」とわかり、ケージに居たがるようにまでなりますから。
馴れてきた頃に、時間を決めケージの扉を開けっ放しにしておきます。
そして徐々に家の中の行動範囲を広めていき、最後には「寝る時・人の外出時はケージに入れる」といったルールをきめるといいと思います。
どうしても「可哀想」といった気持ちが出てきてしまうと思いますが、それは人間の思い込みです。外での「病気・外敵」といった恐怖に常に晒される方がよっぽど｢可哀想」です。暖かい寝床と、美味しいご飯。それがあるだけで猫は幸せです。
最初の一ヶ月はどうしてもストレスだらけの日々になると思います。でも、それも今後の幸せの為のステップです。根競べになりますが、負けずに頑張ってあげて下さい。
健康の面ですが、予防接種の前に「猫エイズ・猫白血病」にかかっているかどうかの血液検査をする必要があると思います。
その検査と予防接種は同時に出来るはずですので、まずは病院に問い合わせてみたら如何でしょう？そして、その獣医は信頼できると感じたなら、それから不妊手術でいいと思います。まずは「健康診断・検査・ワクチン・不妊手術」が私はベストだと。
これから引越しの準備等で大変だと思いますが、慕ってくれている猫ちゃんの為です。
一つ一つ乗り越えて行って下さい。