人間に当てはめるとくしゃみや目やにくらいならと　ちょっと軽く考えがちですが
子猫の場合、こじらせてしまうと視力に影響が出たりすることがありますし、大人になっ
てからもいつも鼻の調子が悪かったり目やにが出続ける事になったりしますから、
こじれる前に　早めに治療した方が良いですよ。
それに　どんな病気にも言えることですが、早めに治療を始めれば早く治るので、
通院回数も少なく済みますし治療費も安く済みます。

病院へ連れて行く時は、キャリーケースなどがあれば便利ですが、とりあえずは蓋のできる
ダンボールなどを利用すると良いですよ。
空気穴をいくつか開けて、タオルなどを敷き、お湯を入れて布にくるんだペットボトルや
カイロなどを入れて寒くないようにしてあげてください。
暴れたり蓋を開けたとたんに飛び出したりするようなら、洗濯ネットに入れてあげると良い
です。見た目がちょっと可哀想に見えるのか、知らない人は批難する事もあるようですが、
逃げ出したり、無駄に暴れて体力を消耗するよりずっとマシです。

私の友人の例ですが、保護した小猫は野良だったせいで誰にも治療を受けさせてもらえず、
保護した時点ですでに眼球が腫れ上がっていて、片目は溶け始めていたので眼球の摘出手術
を受けました。
もう片目は何とか残す事ができましたが、視力は光を感じる程度のようです。
それでも幸せに元気に暮らしているようですが、猫の場合、体力や免疫力が無い場合に
適切に治療されないと　こんなところまで悪化してしまうという例です。