ネコ掲示板過去発言No.1200-200606-22
re: スコの骨瘤 |
投稿日 2006年6月8日(木)10時34分 投稿者 プロキオン
スコティッシュホールドは、軟骨の形成異常を品種として固定化したものですから、雑 種化して血統を維持しないかぎり、健全な品種としての継続はありえません。 換言すると、そうなるように作出されてきているのですから、この疾病については、治 るという概念は存在しません。 症状や痛みの緩和しか選択のしようがないということになります。 この品種の猫を飼育するということは、当然、この疾病ごと猫を飼うしかないわけです し、一目惚れで飼育すべき猫でもありません。事前の研究は不可欠と言えます。 もし、子供をというつもりもあれば、交配相手となるアメリカンショートヘアーやブリ ティッシュショートヘアーに関わる勉強も必要になるでしょうね。 雑種化させて、また戻し交配して、また、雑種化させての繰り返しですね。1頭2頭の 問題ではなく、何世代にわたるお付き合いが必要です。 見かけ上の健全な個体は、そうして作出されますが、遺伝的に健全というわけにまでは それでも無理でしょう。問題となる遺伝子を完全に排除してしまえば、それはもうスコ ティッシュホールドではなくなってしまいますので。
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