獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200610-81

Re 寄生虫?
投稿日 2006年10月26日(木)15時10分 投稿者 けりーずはうす

たぶん、それは猫回虫という虫だと思います。子猫にはよく寄生が認められます。
この虫は腸に寄生するものですが、嘔吐物の中に見られたということは、胃に逆流したのでしょう。
つまり、弱っていたということでしょう。生命を終えたものかもしれません。その為に卵の排泄もなかったのかもしれませんね。


今後のために・・・虫が出た場合は、虫自体を乾燥しないようにして、さらには便も持参なさると
別の虫がいないかも調べてもらえます。
その場での採糞では、少ししか取れませんから検査の信頼度が落ちますからね。

>背中に液状の薬を垂らし、もし虫が居たら便として出て来るとの事でした
これは、たぶんレボリューションというノミの駆虫薬が消化管内寄生虫も駆除できるというタイプのものを使用したのだと思います。
滴下した時点で、まだお腹に寄生虫がいれば、翌日くらいには便に虫が排泄されるでしょう。

いずれにしても、こういった情報は、インフォームドコンセントが叫ばれている世の流れ上、獣医師も飼い主さんに伝えるべきであったと思いますし
トラ次郎さんも尋ねになることに全くの躊躇をすることはないと思います。
遠慮なく、お尋ねください。

だって、回虫かどうかも、レボリューションという薬だったかも、その場にわたしはいないのですから
確信はないのですよ。
頼りは、飼い主さんだけですよ。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。