猫が肉食であることは、間違いではなく野生の猫科の動物が魚を好んで食べていると言うのは聞いたことはないですね。
でも、日本人と長く暮らし、それによって残り物の魚を与えられてきた日本の猫は自然と魚を好むようですね。
ただ、これも離乳期に差し掛かったときに、、親ネコが何を主食にしていたかで大きく左右されると思います。
日本に暮らす猫たちは、キャットフードでさえ、魚風味のものがメインで与えられていますから、どうしてもこちらの臭いの物を好むようになるのです。

魚風味のキャットフードが毛づやが悪くなると言うのはあまり聞いたことがなく、実感もありません。
しかし、魚風味というよりも、どこのメーカーのキャットフードを与えているかと言うのが大事ではないかと思っています。
やはり、明らかに安いと思われるものは、製造過程で何かを削っているから安価で提供できるのであろうと
想像してしまいます。

また、余談ですが魚のなかでもアジ、サバ、イワシなどの青魚と呼ばれる種類のものは、黄色脂肪症と言う病気を引き起こします。
キャットフードに加工してあるものは大丈夫であると言われていましたが、数年前の文献では
感受性の強い猫は、マグロ味のキャットフードでこの病気に罹患したと報告がありました。

日本のメーカーのキャットフードはメインは魚で製造されていますが、海外のメーカーはやはり肉をメインに製造しています。

元親さんがおっしゃっていたのは、こういったことも含めてということではないでしょうか。

総合的に判断しますと、現在体を作っている仔猫の時期はとても大事です。できれば、若干割高でも
内容の信用のおけるものを使用し、生後一年から七年の間は多少ランクを落としたものを与えてもいいでしょう。
８歳以降は、これからは老後ですから、また少し良いものを使用すると言った具合に使い分けてもよろしいのではと思いますよ。