雌猫でもスプレーする子は見かけますよ。雄猫のように頻繁にするというのでもありませんから、あまり目にしないかもしれませんね。
狸と格闘するくらいですから、かなり体力もあって縄張り意識が強いのでしょうね。

猫の妖怪というと、猫又がすぐに思い浮かびますが、時代は鎌倉時代にまで遡るそうです。猫が猫又にならないように尾を短くきってしまったというのが、江戸末期に薩摩猫が流行した理由になっていますが、実際には単にものめずらしかっただけのことのようです。
普通は「○○の婆」と呼ばれるような○○家に飼われていた猫がいつの間にか、その家のお婆さんと入れ替わって人間に化けていたというような化け猫の話が多いですね。この類の話では化けていた動物は、狸や狢であったりしますから、これらの動物と同じく身近に暮らしてはいたが、生活は人間とは別だったのではないかと思います。
また、猫は集団ではなく孤独な狩人ですから、同じ体重の犬よりも顎の力が強く独力で獲物をしとめるだけの力をもっています。小さな犬ですと、てんで相手にはなりません。
それでも狸に立ち向かっていくというからには、相当なものですね。