天井が落ちた知人の病院というのは、同郷になります。
寒さは厳しい方ではないかと思いますが、豪雪地帯ということではありません。鉛が重すぎたということになります。

レントゲンの遮蔽であれば、鉛でなくてもアルミニウムでも2ミリくらいの厚さでまにあいます。
世間ではよく誤解されていますが、鉛でしか遮蔽できないということではありません。

元素記号の周期表において、最も軽い水素とかなり重い方ののウラニウムとの中間くらいの位置に鉛があるので、とても安定した元素であるからです。
ウラニウムはその半減期が20000年〜25000年くらいありますから、まず、なくなることは無い、その間ずっと放射線を出し続けて他の物質に働きかけていることになります。その放射線を浴び続けている方の物質は、崩壊していってしまうこととなります。鉛は安定した元素であるため、放射線による崩変が生じにくいとういことになります。そういう理由があるので、すべからく鉛が放射線の遮蔽物として用いられることになっています。
実際のレントゲンは、人間用の機械の出力であれば100分の一秒単位、動物用では出力が小さいので十分の一秒単位の撮影時間となります。この撮影時間の間だけ照射されます。
ウラニウムの20000年とか25000年でやっと半分になるというのとは、次元が異なる話ですね。また、レントゲン線は電磁波ですので、きわめて直進性が強く、照射方向以外に回り込むことはありません。