まず第一に述べておかなくてはならないことがあります。「野良猫への餌やり」の是非についてです。
これは、周辺の住民の方の了解が得られているかと、給餌行為そのものとの２つの問題があります。
で、２点目として、多摩川の河川敷へ移動させたいがあります。河川敷の管理は所管する省庁がありますから、そちらの筋が良いといってくれるか否かです。今夏の大雨ではホームレスの人達が飼育していた猫達が人間ともども中州に取り残されて、木の上に雨にぬれながら避難している映像がニュースで放映されていました。
ホームレスの人たちも猫達も、お互いに寄り添うことができる関係であるのなら、そのことは一概に否定はしません。ただ、また同じようなことがあっても好ましくないなというところです。

これらの問題があるのだから、野良猫たちへの給餌はただちに止めるべきだとは申しませんが、猫達にとっては、それぞれの家庭で飼育されて穏やかにくらしていくことの方が望ましいことは言うべくもありません。
飼育してくださる方を捜していただく努力はお願いしたいと考えます。

餌場を変更するのは、別に難しくもなんともないと思います。１メートルくらいでも毎日少しずつ移動させていくだけのことです。急に距離をかせがないというだけのことです。
あとは、雨とか風とか防ぐことができるような猫が寄ってくることができる場所があればよいのですよ。この雨よけ風除けが目につくので、周囲の了解があった方がよいわけですし、河川敷を管理する省庁が、そんなものを設置されたら困ると言うと思うのです。
移動の途中は、大き目の段ボール箱でも良いのですが、猫達が餌を食べてしまったら、必ず片付けて掃除しておかないとなりません。そうしないときっと苦情がくると思いますし、もし来なかった場合には直接猫達への実力行使があるかもしれませんので。

私は本来、猫は人間とともに暮らすべきだと考えていますので、野良猫を野良猫のままにしておくための相談は本当は困るのです。ぜひ、飼い猫にするための努力をお願いします。