プロキオン先生からお返事いただいていますが。

プロキオン先生もおっしゃっているように、猫にしつけは難しいですね。
猫にしてみれば、「おしっこしたくなっちゃった。そういえば、ここも私のおしっこのにおいがするから、トイレなのね」てことでしょう。
いくら人間が粗相のたびに布団を洗ったとしても、人にはおしっこの臭いはしなくても動物の嗅覚では臭いがするはずなのです。
思い切ったことをするなら、布団を真新しいものに変えてしまうことかもしれません。
しかし、布団の感触そのものがトイレだと認識していれば、残念ながらまたされてしまうかもしれません。

もし、あり得るとしたら犬や猫は自分の食餌場所などは排泄物で汚したくないという習性があるようですから
それを利用するとすれば、布団の上で食餌を与えてみることでしょうか。
お試しください。

さて、粗相をする原因ですが、プロキオン先生も触れていらっしゃいましたが、猫にとって多頭飼育は大なり小なりのストレスがかかっているのです。
いくらお互いが仲が良くってもです。
猫にとってみれば、自分の縄張りに２４時間同じ種がいることが普通ではないのです。
不思議なことに、やはり人は同じ種だとは思っていないようで、人には２４時間べたべたと甘えてくる猫は多いですし
人が多いことをストレスに感じる猫はあまりいないようです。

私はここの掲示板で繰り返しお話してきていますが、猫は多頭飼育に向かない動物種であるということをしっかり認識していただきたいのです。
野生動物の中でも、コロニーを作って集団で行動している猫科の動物はライオンだけですね。
ですから、多頭飼育をする場合あるいはしなければならなくなった場合は、その事をしっかり頭に入れ
それぞれの猫が表現するストレスのはけ口の行動はある程度覚悟が必要でしょう、ということなのです。

それが人にとってトレではない場所での排泄であったり、人への攻撃であったり家出だったりということです。
つまり、今後も仕方がないと諦めて付き合っていくか、どうしてもというのであればケージなどに入れた
生活スタイルに変更していくかということになるでしょう。

とはいえ、猫を多頭飼育しているご家庭が多いことは知っていますし現に私も２匹ですが多頭飼育しています。
先住猫は、新しい猫が導入されたしばらくはスプレーをしていたものです。
今はなんとか折り合いがついたようです。
ただ、猫の中にはどうしてもこの飼育スタイルに向かない個体がいるようです。
それでも、長年同じ猫と向き合っていることで、その猫にだけは許容できるということになるようです。
ふじっこさんのメス猫さんも本当は飼い主さんの愛情を独り占めしたいタイプなのでしょう。
ですが、先住猫さんがいるためにどうしても１００％の愛情が得られないことを訴えたいのかもしれません。
しかし、慣れてもらうしかありませんから、もう少しの辛抱でしょうね。