＞生後２ヶ月の子猫をもらうつもりでしたが、今の時点で猫白血病と猫エイズの検査の結果が分かりにくいと言われました。

これは分かりにくいというか、白血病にしても猫エイズにしても仮に「陽性」と反応が出てしまっても「真の陽性」かどうかが判断できないという意味ですね。反応そのものは信頼してもよろしいかと思います。
かえって、話が理解しにくいかもしれませんね。
白血病の場合ですと、飼い主さんの考えているのよりも　かなり多くの猫が白血病のウイルスに何らかの形で接触しているようです。このため、一時的にその白血病のウイルスが検出されてしまうことがあるからですね。例え、一時的に白血病ウイルスの侵入を許したとしても猫はこれを排除できることがあり、骨髄への白血病ウイルスの定着が起きずに逆に免疫を獲得できる場合も５０％くらいの割合であります。すなわち、「一時的な陽性」であって、将来の「白血病の発病」を意味しているとは限らない場合があるからです。
猫エイズの場合では、こちらはウイルスの検出ではなく、母猫からの移行抗体が反応して「陽性」とでてしまうことがあるからですね。こちらのケースでは猫エイズのウイルスに接触していなくても母猫が感染していれば、子猫の検査に影響してしまうことはあります。
どちらにしても、母猫のことを考慮しないとなりませんので、子猫を検査して「陽性」と出たのであれば、母猫も検査しないとならないでしょう。母猫の方を検査した方がよいという意見は、母親に感染がないのであれば、子猫も大丈夫なはずという理屈からです。（　ただし、母猫以外に感染源が存在している可能性も考慮しておく必要はありますが　）


＞一応先住猫には白血病のワクチンしてありますが、悩んでいます。教えて下さい。お願いします。

先住猫に２回の白血病ワクチンの基礎接種がしてあって、ワクチン免疫が充分にあがる時間が経過しているのであれば、先住猫は白血病については大丈夫でしょう。
猫エイズについては、ワクチンがありませんので、今後の管理には注意が必要です。