＞本気でケンカをするのは、母猫のアンジーとアンジーの息子・イチゴなんです。子猫と言っても母猫のアンジーよりも一回りぐらい体付きが大きくて、

母猫が次の出産にかかるくらいになっていれば、前の出産のときの子猫といえども、もう親子とは考えない方がよいです。
母猫にとっては、新たに生まれてくる子猫達を育てなくてはなりませんから、子猫を育てるために必要ななわばりから、前の子供たちを追い出そうとします。子供たちは昨日までの母猫が急に自分達を本気で攻撃してきて理由も分からずにいますが、本気でがぶりと何度もやられて、その痛さから母猫が本気で追い出そうとしていることを知ります。
それが「子別れ」なんですよ。　　子猫達を本気でガブリとやって追い出すことができない母猫は、自分がその縄張りを捨てて出て行ってしまいます。
昔から、「今飼っている猫を大事に思うなら、早く子猫の貰い手を捜せ。」と言われています。それが母猫も子猫達も、どちらにも大切するということなのです。
母猫にとっては、新しく生まれてくる子猫が何よりも優先であって、成長してしまった我が子は、すでにライバルです。それが雄猫であれば、近親繁殖を避けるべく、なお一層とおざけないとならないですね。