ネコ掲示板過去発言No.1200-200806-35
Re:野良猫が車の底で出産してしまいました。 |
投稿日 2008年5月13日(火)11時33分 投稿者 プロキオン
普通のセダンタイプの車であれば、運転席の下にもぐりこむスペースはないですから、もしかしてワンボックスカーですか? ワンボックスカーだと、エンジンルームを開けるのがちょっと面倒ですね。車体も大きいですし、下からでは手も届かないから猫にはうってつけの場所と写るのでしょうね。 寒い時期ですと、エンジンの余熱で暖を取る目的で野良猫がエンジンルームにもぐりこんでいて、朝、エンジンをかける際にファンベルトやファンそのものに巻き込まれて、とんでもないことがおきます。 私が住んでいたアパートでも、ギャーという悲鳴で黒猫が飛び出してきた事があります。その悲鳴にびっくりして玄関をあけたら、猫が逃げていくところでした。車の持ち主も驚いて車から降りてきていました。猫が落ち着いてから捕獲して見ましたら、脇腹がスパッと切れていました。(ちゃんと治療して縫合しました) でも、それだけのことで良かったです。JAFなんかの出動要請で一番嫌だったというような例が、ベルトに巻き込まれた猫の死体を回収する作業だったいう記事を読んだことがあります。たしかに、やりたくない仕事だと私も思いました。 以来、冬の朝のお出かけには車の周りを一周してから、ドンと車を蹴って、猫がもぐりこんでいないことを確認するようになりました。 さて、話しを戻しますと、今の時期ですと、生まれた子猫の隠れ家として利用しているように思えます。親猫から危険が迫ったときに逃げ込むようにとか、母猫が戻ってくるまではここでジッとしているようにと教わっているのではないでしょうか? さすがに、エンジンルームでは出産には適していませんし、私の経験からでも、車の下に逃げ込んだ子猫がエンジンルームにもぐりこんでいるのを見たことがあります。近くの団地の駐車場でのことなのですが、餌を与える人達もいる、それに苦情を言う人達もいるで、猫自身にしても安心はできないけれども出ても行きかねているというところだったのでしょうね。 上記の件があったので、なんとか子猫を外へ出せないかなと思案していたところへ、2人連れの女性がやってきたので、子猫のことを伝えると、「私の家の車ですから、承知していますから…」とのことでした。 第三者から見れば、私の方がよっぽど不審者ですから、仕方なく立ち去りましたが、おそらくは、やってきた女性達は、「餌やりおばさん」だったのではないかと思っています。 セダンであれば、エンジンルームをあけて中の掃除でもしていれば、この車は危険だと認識してもらえると思います。ただ、子猫だけのときにやるとちょっとかわいそうですし、おびえてしまうと、それこそ出てこなくなってしまいます。 普通は、そこまでしなくても母猫が餌のことで呼びにやってきますから、人の気配がなくなれば出て行ってくれますよ。 度々利用されないようにすることが肝要ですね。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |