ネコ掲示板過去発言No.1200-200806-71
Re:クラミジア結膜炎 |
投稿日 2008年6月16日(月)18時48分 投稿者 プロキオン
>クラミジアといえば性病といった知識しかなかったため、帰ってからパソコンで調べると、確かに結膜炎もあるようでしたが、猫についての情報を得られませんでした。 クラミジアによる浮腫性の結膜炎は、猫ではとくに珍しいものではなく、特徴的な結膜炎なので診断もむずかしくないですよ。 また、とくに性病というのとは関係なく、小鳥の飼育者の方であれば、「オウム病」とか「鳩病」とかの名称で広くその存在は知られています。オウム病という名称では、とくに細菌兵器とからめて話が登場する事も多く、風邪をひいたような症状から死に至るケースもあって、小鳥の方では共通感染症として注意を呼びかけられています。 しかし、猫の方のクラミジア性結膜炎については、全身症状にまで重篤化することもまれであって、まずほとんどが結膜炎という症状で終わります。 テトラサイクリンがよく効くので、この眼軟膏がよく処方されていましたが、今現在はまた製造中止になっており、在庫でもないと処方しようがありません。 このテトラサイクリンの眼軟膏があれば、決して面倒な病気ではないのですが、それがないのですから、代わりの薬で治療する事になりますが、治らないということではありません。 猫のクラミジアに関してであれば、混合ワクチンの中には、このクラミジアに対する免疫を付与するためのワクチンもあります。
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