獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200910-34

Re3:猫の呼吸音
投稿日 2009年9月21日(月)10時43分 投稿者 プロキオン

けりーずはうす先生ではないですが。

喉を鳴らす音とは異なり、肺のレントゲン画像がぼやけているとのこと。これは、もう猫自身の奏でるその音とレントゲンの画像が必要ですね。
単にぼけていると言っても、その言葉が表わすところは、かなりの範囲の意味を含んでいると考えられます。シャッターを切るときに呼気と吸気が切り替わってしまったタイミングになってしまったのか、胸膜に炎症があるのか、肺胞内に水分が多いのか、肺としても間質なのか実質なのか、そもそもが炎症なのか循環器由来なのかというような様々なことを検討しないとなりませんし、肺だけの問題ではないのかもしれません。

単純にひとつの事象であっても 生物に関わる事は答えが単純でないことが多いように思っています。で、あれば、検討されなくてはならない項目は多岐にわたると思います。

獣医学も できるかぎり1+1=2の積み重ねで論理的に考えて、答えにたどり着きたいのですが、実際には問題文の中に呈示されていない数字や項目の方が多いというのが現実です。そのような数字や項目をできるかぎり集めるには猫自身やレントゲンがあっても まだ足りないというのが事実です。(環境や状況情報がありませんので)
実際に診察されている先生は、どのような見解をお示しなのでしょうか?

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