ネコ掲示板過去発言No.1200-200912-21
Re3:迷子猫の発見場所、教えてください |
投稿日 2009年11月20日(金)12時19分 投稿者 りんママ
迷子保護掲示板お世話係のりんママです。 大変ご心配のことと思います。 保護をされた方が警察に届け出されることも多いですので、警察にも遺失物届けを出されますように。首輪に迷子札をつけて頂いていらしゃいますから、首輪が取れていなければ保護をされた場合や遺体になった場合も飼い主さんに連絡があると思います。 皆さんからレスをつけて頂いているので、少しだけ習性について補足しています。 探し方については、帰宅実例集はご覧になられましたか? パソコンから http://www.vets.ne.jp/faq/pc/maigorei_menu.html 携帯から http://www.vets.ne.jp/faq/mobile/menu_maigorei.html 猫さんの場合も、不妊手術をしているか否か。室内飼いか内外自由か否か。で、行動半径もかわります。 ただ、猫の場合は少量の水を確保できれば一ヶ月の間飲まず食わずでも生きていけます。 内外自由にしている場合には、出られなくなっているか、いつも行かない場所に出てしまい帰れなくなっているか。 猫のフードを扱っているお店やご近所の方に猫を探している事を声をかけて情報をお願いすることが最善だと思います。 寒くなりましたので、車のボンネットのエンジン部分、エアコンの室外機の上や、電気温水器の上などで夜間は暖をとっていることも多いです。 ハウスなどがあるのでしたら、農家の方にも一声かけて情報をお願いされますように。 今の時期猫が好む場所は、乾燥をしていて暖かい場所。ご自宅から南東方向を探して見て下さい。夕方までお日様が当たって暖かい場所。 反対に、猫は水にぬれた場所や風のよく当たる場所を嫌います。 猫が通った場所には毛がついているので目をこらして抜け毛が側溝の中についていないか、おしっこの匂いがしないかも気をつけてくださいね。 余談になりますが、猫が事故に遭いやすい原因の一つに、持久力が犬とずいぶんと違うことがあります。 野良猫さんや外猫さんが逃げる場合、猫は全力疾走できるのは、せいぜい5mほどです。パニックになっても10m走るか走れないかです。 道路を渡りきらない間に、走ることを止める(スタミナ切れ)ので事故に遭う可能性が高くなります。 猫は走る場合、目的を定めると左右を見ずに一気に走ります。 その時に、道幅の目測を誤ると道路での事故のほとんどがもうすぐ渡り切れる歩道側で事故にあう事が少なくないのです。 その際に、交通量の多い幹線道路などでしたら、複数台の車に轢かれると遺体が消えてしまい痕跡しか残らなくなります。これは、小型犬(チワワやダックスなど)も同様です。 また、猫はパニックを起こしやすい動物です。 夜間に車のライトを見て固まってしまうのも猫特有の性質であろうと思います。車のライトを消すとすぐに去ります。 犬は長く走り続けることが出来ますので、だんだんお家が遠くなってしまいます。 犬の帰巣本能と言われますが、これはあまり信用をしない方がよいです。 旅先などで迷子になった場合には、飼い主とはぐれた場所にしばらくの間、留まって飼い主を捜していることが多いです。 探している間に、ウンチなどのクレームの他に貼り紙の事などクレームがあると思いますが腹を立てずに対応をして下さい。クレームも大切な情報ですから。 ここらのノウハウは、帰宅実例集をご参考になると思いますよ。 道行く人は、見ていますので、汚れたポスターをそのままにしていると、情報を得られませんので、貼り紙は定期的に貼り替え、解決した後に剥がせるよう場所を控えておかれますように。 早く見つかりますことを願っております。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |