獣医師会に電話をして紹介してもらった「ハムスターを治療できる病院」へうちの子を連れて行ったのです。
５月にウェットテイルにかかって、そのときは命をとりとめたのですが、ずっと下痢気味になりやすい状態が続いてしまい、肛門のあたりがかぶれたようになってきて、血がにじんできてしまったので、ちょっとお薬でも塗ってもらえれば治るかも、と軽い気持ちで出かけたのです。
けれど、獣医さんは、私の話は全然聞いてくれず、下痢止めの薬はウェットテイルのときにいただいた漢方のお薬を飲ませていると説明しているのに、そんな病名は聞いたこともないという顔をしているのです。それに、お尻の治療に行ったのに、気がついたら勝手に注射を打たれてしまい、薬を飲ませようとしているので、「それは何の薬ですか？」と訊ねたら、「早くよくなる薬だよ」と言うのです。
私はもうびっくりしてしまって、やめてくださいとお願いしたのに、先生は聞いてくれなくて、素人が何を言っている、という態度でした。
うちの子は、病院へ行く前はケースの蓋をこじ開けようとするぐらい元気だったのに、帰って来たらまっすぐ歩けないほど具合が悪くなってしまって、それからものすごい下痢が止まらなくなって、１週間苦しみ続けて死にました。
こんなに苦しんで死ぬのなら、ウェットテイルで苦しんでいたときに、楽にしてあげられたらよかったです。あの獣医さん、お尻の治療をしたくせに、うちの子がオスなのかメスなのかもわからなかった。1000円、2000円で売られている安い動物ですが、私にとってはかけがえのない大切な子でした。あの獣医さんが、同じくらい苦しんで死ぬことをずっと願い続けると思います。