獣医師広報板ニュース

ハムスター・リスなど齧歯類掲示板過去発言No.1300-200306-24

飼い方 色々:長文でごめんなさい
投稿日 2003年6月7日(土)19時55分 チーママ

お久しぶりのチーママです。
我が家のロボ達もそろそろ老化が散見されるようになりましたが、
まぁ病気知らずなのがありがたい。

んーー ハムの飼い方に王道なしって処でしょうか。
食事にしても、獣医さんにしても、お別れの仕方にしても
それぞれの事情や感性があるでしょうから。
明らかに偏った餌をやっているとか、ペットショップのように
大勢さんを一緒に突っ込んでいるとか、20センチくらいの
プラケースに飼っているっていうんじゃなきゃ、それぞれでしょう。
さすがに大勢さんを一緒に飼っていたら、刃傷沙汰は避けられ
ないし、20センチのプラケースでは肥満一直線ですものね。
皆さんの意見を聞いてより良くと思うのはいいのですが、
こうでなくちゃいけないというのはないと思います。
そのあたりは人間の子育てと同じですよ。

ちなみに我が家。
苗字帯刀を許されたタケル@ジャンは放室用のハムサークルを
抜けては、勝手に自分のオウチに帰っていました。
何度か脱走されたこともありましたが、我が家生まれの子達は
朝人間が起きてくると「オハヨー おうち帰る」と足元に寄って
来ました。さすがにそのうち脱走禁止措置がとられましたが。
夜中、広い家の中でさぞ楽しかったのだろうとは思うのですが、
観察するに案外狭い範囲でしか動いていないのですよね。
フンのありかで想像可能です(^^)

餌に至っては、昔ゴールデンが出始めたとき、ヒマワリとか
鳥の餌とか、今では考えられないような物だった記憶があります。
今はペレットだのおやつだのと、迷うくらいありますね。
栄養補助剤とかも。あまりあれこれ構いすぎるのも、何だかなー
って思います。
人間と同じで偏ったやり方をしなければ、それなりに寿命や
持って生まれた運命を全うすると思うのです。
いつも清潔なお部屋で温度に気を配り、偏った食事をさせずに、
ハムの観察を怠らない。これで基本はクリアーかと。
基本をしっかり守れば、プラケース飼いとか、回し車を使うとか、
お散歩させようとか、野菜は何をあげようとか、ニボシだミルだ
というのは、より良くの部分。絶対しなくちゃいけない事でも
してはいけない事でもないと思うのですよ。

獣医さんは地域差がありますよね。当然都市部では専門に近い
獣医さんもいる。治る病気が治せるなら、飼い主は行くでしょう。
でも腫瘍のオペをするかしないか、安くない治療費に二の足踏む
のを責めることは出来ない。犬猫ですらそういう事はあるでしょう。
出来れば病院に連れて行って欲しい。でも押し付けは出来ないのです。
せめて「5000円もあれば大丈夫ですよ。治ればまだまだ長生き
して一緒に遊ぶことが出来ますよ。そのほうがハムちゃんがお☆様
になったとき、あなたは満足できますよ」としか言えない。

お☆様になった子をどうするか。それもそれぞれです。
火葬にまでしてあげられるならベストかもしれない。
でも、身近なプランターやお庭にお墓を作ってあげるのもいい。
行政に任せるも良し。ゴミ出しだけはやめようね、です。
どこかにお願いしても乱暴な扱いをされるのは悲しい。
でもあなたとハムちゃんの心が繋がっていれば、OKです。
ちなみに我が家はちょうど良い箱があればとっておきますが、
ないときはティッシュの箱です。
ティッシュに餌とお花とお線香と一緒にハムちゃんを包み
箱に入れ、きれいなペーパーで包みます。お花模様のペーパー
ナプキンの時もあるし、しゃれた包装紙のときもあります。
一晩仏壇に置いたら、翌日はお寺さんが連れに来ます。
我が家は猫以来鳥もハムもですから、ちょっとオマケの特別
料金でお願いします。(って値切ったとも言う:笑)
でもお寺さんにお願いできるのも私が家計を握っているから。
それだけのことは出来る経済状態だから、自己満足も含めて
していることです。だから皆さんに勧めることはしない。

いずれにせよ、ハムとの付き合い方は人それぞれ。
基本だけはクリアして欲しいけど、後はその人なりに
一生懸命であるなら、良しと思うのですよ。
人間の子供だって、人は酷い親だと思っていても、
その子にとっては、なくてはならない大好きな親と言う事も
あるのですからね(^^)

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