ハムスター・リスなど齧歯類掲示板過去発言No.1300-200501-95
>餌の量とバランスについて |
投稿日 2005年1月17日(月)19時24分 投稿者 ならちゃん
>さくらさん 横レスになりますが、少し私なりの経験からの意見を.... > ペレットは一粒4g前後です。 この掲示板では商品名を具体的に書きづらいので、明確に判断はできないんですが、一口にペレットと言ってもいろんなメーカーのいろんなものがあります。 基準になるのは実験動物用のペレットになりますが、それにしても成長期用、長期飼育用など何種類かありますので、後述するバランスの事を考えると成分内容・成分バランスの把握が必要になります。 > 後は、副食として他の自然食をと心がけているのですが、量は多くないです。 > 野菜や果物は薄く500円玉位の大きさで、ひまわりの種は1cm未満の小さいものを5個、ハム用チーズは5mm位のもの(サイコロ型)2個、にぼしは3cm前後1個、といった感じです。 ジャンガリアンでしたよね? だとしたら十分多いです(^^; 参考までに我が家のジャンガリアン達にあたえていた餌の量は ・ペレット:3〜4g(体重の15%が目安であとは個体ごとに調整、また年齢によってペレットの種類を変更) ・野菜:キャベツなら5cm角くらい これが基本。 ほぼ毎日これが基本メニューで、ごくごくたま〜に(数週間に一度とか月に一度とか)、ひまわりの種を一粒とか季節の果物、ミルワームやにぼしと言ったものを揚げる程度。 > ひまわりの種やチーズ、にぼしは週1程度でいいのでしょうか。 極端な話、あげなくてもいいです。 > 季節や日によって食欲は違うみたいですが、今は毎日飼育日記を付けて尿や糞やペレットの減り具合を量りチェックしています。 飼育日記は大切ですね。 我が家でもずっと付けてました。 おかげで過去9年ほどでルーズリーフのバインダーが14冊になってしまいました.... 毎日の気温の変化なんかも付けておくと、さらに健康管理に役立ちますよ。 温度の高い時に食欲が増えたとか減ったとか、前日との気温差による影響はどうとか、さらに長期に付けると昨年のこの時期は....なんて感じで。 ペレットは個数よりも、具体的に何gとか付けた方がより正確に摂取量が把握できますよ。 > 食事によって寿命が変わると聞きました。 変わると言えば変わりますし、ぶっちゃけて言うと適当でも長生きする子は長生きします。 結局のところ食事だけでなく、その他の要因も複雑に絡むので、あんまり食事にだけ気を取られすぎるのも危険です。 > ほぼ完璧にこれ以上ないと言った位バランスのいい食事をあげたいです。 で、ここが一番のキモなんですが「完璧にバランスのとれた食事」は不可能と思った方がいいです。特に1食ごとにそのバランスを維持するのは絶対無理。 理由はペレットだけ与えておくのであれば、そのペレットの栄養組成でバランスは把握できますが、副食を与えた場合、それも含めた栄養組成・バランスを計算しなければならないからです。つまり副食が増えれば増えるほど計算は複雑になります。 かなり専門的な知識があれば個々の食品の成分を調べ、計算することも不可能ではありませんが、ハムが一部残したりすると、結局は計算値は意味がなくなってしまいます。 もちろん食事バランスを意識することは非常に大事なのですが、それにとらわれすぎると本質を見失ってしまいますし、何よりも飼い主さん自身の負担が大きすぎます。 人間のある種の療養食やダイエットなんかでもそうですが、毎食ごとのバランスよりも一日を通してとか、場合によっては1週間の中でバランスを取るとか、そのくらいのスパンで考えた方がいいと思いますよ。 それよりも、基本メニューをしっかり決めて、むやみに副食を与えない、日々の状態を目で見て、実際に触れて、また数値で把握して変化をいち早く察することが大事だと思います。 ま、えらそうにもっともらしいことを書きましたが、かつては我が家でもいろんなことをやりました。 でも結局たどり着いたのは「シンプル・イズ・ベスト」なんですよ(^^) |
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