獣医師広報板ニュース

ハムスター・リスなど齧歯類掲示板過去発言No.1300-200511-64

ぐらさんへ
投稿日 2005年11月29日(火)19時24分 投稿者 ふー

いつもながら、たま〜の投稿ですいません(笑)

>ぐらさん
最愛の家族の死で、後悔が残る事が一番辛いことですよね。でも後悔は反省に変えて、次に巡り合う運命の子の為に生かしてあげてくださいね。それが何より小さな体で大切な事を教えてくれたハムちゃんへの最高の弔いになるのだと思います。

実は僕も似たような経験をしたことがあるんですよ。うちの場合は幸い最悪の結果にはならなかったのですが。。
来月満2歳を迎えるジャン・ブルーサファイアの『もなか』なんですが、昨年5月、8匹の子供を産み、みんな立派に育ててくれたんです。
繁殖前40gあった体重も離乳時には25gにまで減り、離乳後はゆっくり育児疲れを癒して元の体に戻るよう見守っていたんです。元の体重に戻るまで3ヵ月ほどかかったのですが、その間はストレスをかけない様に、それまでは2週に1度やっていた保定しての触診をやらなかったんです。なんせ保定されるのはメチャクチャ嫌がりますからね(^o^;
体も元に戻った頃、久しぶりに触診をしようと保定してお腹を見た瞬間、触診するまでもなく見て判る程の玉の様な腫れ物が足の付け根に出来ているのを発見して、頭の中が真っ白に。。。
その時は触診を習っていたにもかかわらず、あんなに大きくなるまで見つけられなかった事をかなり悔やみましたね。
でも今では習っていたからこそ、手遅れにならずに発見出来たのだと思う様にしています。

で、腫瘍を発見してすぐにかかりつけの病院で診てもらい、その場で緊急手術となったのですが、手術も無事成功し、病理検査の結果も良性で一安心でした。
この時は手術と2週間の入院で10万円オーバーの医療費がかかり、かなり厳しかったですね(;^_^A
今も2ヵ月ほど前から耳に腫瘍が出来、投薬治療をしていますが。。


うちでは体重測定は2週間に1度くらいしかやってないです。
病気の発見で重視しているのは、ななえさんも言われている毎日の観察です。普段と少しでも違う「何か」を感じとれる様に注意しています。その「何か」を目で見て認識する事もあれば、違和感として感じる事もあります。
小さなシグナルをどれだけ違和感として感じとれるかが、僕の最も重視しているところです。それを見逃さず感じ取る為に、様々な勉強して自分の感度を高める様にしています。

で、その「何か」を感じ、自分で大丈夫だと判断出来ない時は迷わず病院で診てもらってます。

ぐらさん、また早く運命の子に出会える様に頑張ってくださいね。

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