ロボロフスキーハムスターは、お店の店員さんもおっしゃられているとおり懐きにくい種類だと思います。あれだけ小さいのですから、ひたすら周囲を警戒して何かあればすぐに逃げるということで生き延びてきたハムスターです。人間のような巨大な生物が近づけば、それは警戒するのが当たり前なのです。
ですから、懐かないのが本来の姿であって、決して飼い主に対して冷たくしているわけではありません。この点は姪御さんに、しっかりと説明してあげてくださいね。

そして、ここから先なのですが、その姪御さんは、世話する見返りに懐いてほしいと考えているのでしょうか？　　ただ単にハムスターが好きで世話しているのであれば、あれだけ小さな動物に見返りを期待するよりは、いっしょに暮らしたり、世話する事に喜びを見つけて欲しいと思うのです。
ロボロフスキーは、警戒心が強いですが、それでも餌を与えてくれて世話をしてくれる人間を見分けるくらいのことは充分にできます。動物を飼うということは、その生涯をつきあることとなります。ハムスターの寿命はとても短いのですが、まだ１ヶ月であきらめてしまうのは早すぎると思います。対象動物への愛情を育むということであれば、１ヶ月であきらめてしまったり、その対象を取り替えてしまうのはあまり賛成できません。

たしかに懐きにくい品種を選んでしまったなとは思いますが、簡単にあきらめないという観点から励ましてあげて欲しいと思います。